ミドルサイズSUVカテゴリーにおいて、36.5%という高い販売シェアを誇る(2016年データ)エクストレイルが2017年6月8日にマイナーチェンジを発表した。
ここでは新型に新たに搭載された機能を紹介しつつ、その魅力に迫ってみたい。
文:ベストカー編集部 写真:平野陽
ベストカー2017年7月10日号
■「プロパイロット」はセットオプションで約14万円也
今回のマイチェンでの最大の注目点は、高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」の設定(20X、20Xハイブリッドにメーカーオプション)だろう。先般よりセレナに搭載され、大きな話題となっている。
アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動制御することで、高速道路での渋滞や、長時間の巡航走行の際に感じるストレスを大幅に低減してくれる。
そのほか20X、20Xハイブリッドには、車線逸脱防止システム「インテリジェントLI」、後退時車両検知警報「RCTA」、ハイとローを自動で切り替える「ハイビームアシスト」が、やはりメーカーオプションで設定され、
安全機能は大幅に充実した(ハイビームアシスト+ステアリングスイッチ+電動パーキングブレーキ+オートブレーキホールド+プロパイロット+インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)+BSW(後側方車両検知警報)+RCTA(後退時車両検知警報)などもろもろまとめて付いたセットオプションで費用は約14万円)。
また、ガソリンの20X(2列シート車)には2列目シートに200㎜のスライド機能&リクライニング機能が追加され、居住性がアップ。それに伴い、ラゲッジ容量も従来の550Lから565Lへと増やされ、使い勝手も大きく向上している。
外観では日産デザインの象徴である「Vモーション」が拡大され、グリルからエンジンフードへキャラクターラインを連続させることで、よりタフなイメージを演出。
新デザインとなったアルミホイールと相まって、新鮮な印象を与えることに成功した。
空力向上パーツやアクセルオフ時の回生量増加により、20.8㎞/LというJC08モード燃費を達成したハイブリッド車をはじめ、2017年度も全グレードで減税措置が適用される改良型エクストレイル。
ミドルサイズSUVカテゴリー№1の座は、しばらく譲るつもりはないようだ。
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