注目の価格は「ほぼ据え置き」
エントリーグレードとなる「LX」が335万5000円、中間の「EX」は税込356万4000円で、「EX・PRIME STYLE」は税込368万5000円、最上級の「EX・BLACK STYLE」は税込372万9000円(いずれも税込)となっている。
エントリーグレードの「LX」であっても、本革巻ステアリングホイール、ドライバー注意力モニター、LEDヘッドライト、運転席&助手席シートヒーター、VGR(可変ステアリングギアレシオ)、4輪ディスクブレーキなどが採用されているなど、装備は充実しており、最先端安全技術「ホンダ・センシング」も全グレードに標準装備となる。
その他に必要となるアイテムはフロアカーペットとドライブレコーダー程度と、フルパッケージされており、非常にお買い得なハイブリッドセダンといえる。
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インサイトについて、筆者には「静かで速い」という良い印象が強くある。走行中のロードノイズは「サー」と小さく聞こえる程度、発電のためのエンジン回転音も実にジェントルで、遠くで「ウー」と聞こえる程度だった。
高速道路走行でエンジン駆動に切り替わってからもスムーズな走行をする。加速フィールも非常に滑らかで、ハイブリッドの見本ともいえる高いレベルだ。
この理想形ともいえるパワートレインを、スタイリッシュなセダンで走らせるのは「贅沢で粋」だといえよう。SUVでは味わえない、セダンならではの走り心地や安心感を得られる、おすすめの一台だ。
◆編集部注:インサイトは初代、2代目はプリウスが想定ライバルだったが、現在は微妙な立ち位置にいる。カムリなどはどちらかといえばアコードのライバルといえるだろう。
とはいえ、2020年4月の販売台数は315台で、件のカムリ(同749台)と比べてもやや苦戦気味といえる。
ホンダのセダンとしても役割が増えるだけに、今回のマイチェンでテコ入れを図った効果がどのくらい出せるかにも注目だ。
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