2026年6月登場の日産新型キックスは、第3世代e-POWERや力強いデザインが注目されるが、実は後席の進化も見逃せない。リクライニング機構にゼログラビティシート、後席用エアコン吹き出し口まで装備。家族や仲間を乗せるなら、前席以上にうれしい進化だ!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ミニバンじゃなくても十分!? 実用性高くておどろきの新型キックス室内がコレ!(15枚)画像ギャラリー旧型にはなかった2段階リクライニングを採用!
従来型キックスの後席は6対4分割可倒式だったものの、背もたれの角度は固定式だった。対して新型は、6対4分割を維持しながら2段階のリクライニング機構を採用。肩口のレバーで操作でき、乗員の好みに合わせて背もたれを倒せるようになった。
たった2段階と思うかもしれないが、長距離ドライブではこの差が大きい。背もたれを少し寝かせるだけでも上半身の力を抜きやすくなり、休憩時にはさらにくつろげる。前滑りを抑える座面形状も採用され、リクライニング時に腰がずり落ちにくいのもポイントだ。
プラットフォームの刷新によって、後席の足元や室内幅にも余裕を持たせた。ホイールベースは従来型より35mm長い2655mm、室内幅も30mm広い1450mmへ拡大。後席中央の足元もフラットに近づけられ、3人で座る場合の窮屈さも和らいでいる。
後席にもゼログラビティ! 安いグレードでも快適
さらに注目したいのが、後席左右にも採用されたゼログラビティシートだ。無重力状態に近い、身体への負担が少ない姿勢をヒントにした日産自慢のシート設計で、骨盤と胸まわりをバランスよく支持。自然な姿勢を保ちやすくし、腰の疲労感を軽減する。リクライニング機構との合わせ技で、後席の快適性はグッと高まった。
ただし、ゼログラビティ構造とリクライニング機構は後席左右が対象で、中央席は除かれる。左右席のヘッドレストは上下調整式だが、中央席は固定式という違いもある。
うれしいのは、こうした後席装備が上級グレードだけの特権ではないこと。後席用エアコン吹き出し口、後席用USB Type-Cポート2個、カップホルダー付きセンターアームレストも全車に標準装備する。真夏の暑さやスマホの充電を巡って、後席から不満が出にくい仕様だ。
新型キックスは全長4365mm、全幅1800mmと従来型より大きくなったが、その成長分は見た目の迫力だけでなく、後席のゆとりと快適性にもしっかり使われた。ひとりで乗るなら第3世代e-POWER、家族で乗るなら後席こそ新型を選ぶ理由。購入前の試乗では、ぜひ運転席だけでなく後席にも座ってみてほしい!
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