日本で正規販売されるピックアップの二大巨頭、三菱トライトンとトヨタ ハイラックス。しかもハイラックスは2026年5月にフルモデルチェンジし、快適性や先進装備を大幅に強化した。もはや単純な新旧対決ではない。550万円級で選ぶなら、どちらが幸せなのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】いすゞ D-MAXも加わってまさに怪獣大戦争! ついに日本上陸新型ハイラックス&一部改良でパフォダン搭載2026年型トライトンをイッキ見!(24枚)画像ギャラリー価格と数字では新型ハイラックスが一歩リード
2026年型トライトンはGSRのみで551万8700円。一方、新型ハイラックスはZが498万800円、上級のZアドベンチャーが550万円だ。見た目と装備が充実した上級車同士なら価格差はわずか1万8700円。安く始めたい人には、ハイラックスZの存在が大きい。
エンジンはどちらもディーゼルターボ+6速AT。トライトンの2.4Lは204ps/470N・m、ハイラックスの2.8Lは204ps/500N・mを発生する。WLTCモード燃費もトライトンの11.3km/Lに対してハイラックスは11.9km/L。最大積載量はともに500kgだ。
ハイラックスは全長5325mm、全幅1885mm。全長5360mm、全幅1930mmのトライトンより少し小さく、日本の駐車環境では45mmの全幅差が効く。ただし最小回転半径はハイラックスが6.3m、トライトンが6.2m。小さいから小回りも得意、とは限らないのがおもしろい。
快適性と全天候性能ならトライトンが魅力的
トライトンの武器は、ピックアップらしからぬ乗り味へのこだわりだ。2026年2月改良では、ヤマハ発動機製パフォーマンスダンパーをフレーム前後に追加。フロントサスペンション、ボディマウント、前後ショックアブソーバーも見直し、段差通過後の揺れやディーゼルの微振動を抑えた。
さらにスーパーセレクト4WD-IIは、乾燥した舗装路から濡れた路面まで使える4Hを備える。7つのドライブモードやAYCもあり、悪路だけでなく雨天の高速道路などでも4WDの安心感を生かしやすい。
もっとも、新型ハイラックスも快適性で負けてはいない。フレームやフロア剛性を高め、サスペンションとショックアブソーバーを再設定。電動パワーステアリング、電動パーキングブレーキ、全車速追従クルーズコントロール、12.3インチディスプレイまで備え、旧型の“働くトラック感”を大きく薄めた。2.8Lの太いトルクとパートタイム4WD、世界で鍛えた信頼性は、まさに王道だ。
結論は、舗装路での上質さと独自の4WD制御を重視するならトライトン。価格、燃費、力強さ、定番としての安心感ならハイラックスだ。理屈で選びやすいのはハイラックスだが、クセまで含めて惚れられるのはトライトン。最後は顔を見た瞬間の高揚感で決めても後悔しにくい、実に趣味的な二択である。
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