スポーツカー界のシーラカンス!?クラシックスタイルのケーターハム スーパーセブン1600が日本上陸

 ロータスが送り出したピュアライトウェイトスポーツカーの傑作「セブン」に改良を加えながら、今なお世に送り続けるケーターハム。デビュー当時の1970年代モデルを彷彿させるクラシックスタイルのモデルを発表した。

 古き良き英国車の伝統を色濃く反映した最新モデル「スーパーセブン1600」の仕様と中身とは!?

文:大音安弘 、写真:ケータハムカーズ・ジャパン

【画像ギャラリー】原点回帰!ケータハム スーパーセブン 1600の優美なスタイル


原点回帰のスタイルを纏う最新モデル

 エスシーアイは、2020年6月5日、英国のピュアライトウェイトスポーツカーメーカーである「ケーターハム」の最新モデル「スーパーセブン1600」の日本発売を発表し、同日より販売を開始した。価格は、621万5000円となる。

 スーパーセブン1600は、最新モデルをベースに、レトロなスタイリングとエレガントなインテリアを組み合わせたクラシカルな雰囲気が特徴だ。

クラシカルなスタイルを持つケーターハム スーパーセブン1600が登場

スタンダードセブンから生まれたクラシカルモデル

 ベースとなるのは、新たなエントリーシリーズとなる「セブン270」に、着脱式ソフトトップやレザーシート、ヒーターなどの快適装備を標準化した「セブン270S」だ。

 パワートレインは、フォード製シグマ1.6L直列4気筒DOHCエンジンと5速MTの組み合わせ。性能面では、最高出力135ps、最大トルク16.8kgmと、フォードの実用エンジンらしい平凡なものだが、車両重量が565㎏に過ぎないスーパーセブン1600なら、その扱いやすいエンジン特性を活かしたスポーティな走りが楽しめる。

基本的な仕様は、「セブン270」と共通だが、いずれも軽さを活かした刺激的な走りが楽しめる

1970年代のモデルを彷彿させるレトロなスタイル

 新モデル最大の魅力は、英国のクラフトマンシップ溢れるクラシカルなスタイリングだ。同車は、ケーターハムに生産が移行した初期のセブンを彷彿させる1970年代調のスタイルを取り入れている。

 エクステリアでは、鳥の翼のように優美なホイールハウス「フレアードフロントウイング」、シルバー仕上げの「14インチクラシックアロイホイール」、かつてセブンの定番アイテムだった「スペアタイヤ&キャリア」などを標準装着。

 リヤテールには、アクセントとなるクラシックスタイルのエンブレムも加えられ、良い味となっている。

 ボディカラーは、懐かしさ溢れる「ヘリテージペイントフィニッシュ」に。通常、塗装費用はオプションだが、同モデルでは標準価格内に含まれている。

最新セブンでは珍しいが、かつてはセブンの定番アイテムだったタイヤキャリアを装備

 

贅沢で懐かしいインテリアに仕上げることも……

 元々必要最小限のアイテムしか備えないインテリアは、ベースモデル共通のブラックを基調としたシンプルな仕上げとなる。しかし、ユーザーのオーダー次第では、エクステリア同様に、クラシックスタイルに仕上げることも可能だ。

 複数色から選択可能なレザーのダッシュボードとシートを組み合わせると、上品で贅沢なセブンへと早変わり。モトリタ製ウッドステアリングも忘れずに、オーダーしたくなるアイテムだ。

シンプルだが、気品さえ感じるレザーインテリア。スーパーセブン1600なら、内装にもトコトン拘りたくなる

ケータハムの歴史にフォーカスした一台

 近年、ケーターハムでは、生産を終了したスズキ製0.6Lターボエンジンを搭載した「セブン160」をベースとしたヘリテージモデル「スプリント」をヒットさせており、「スーパーセブン1600」は、その続編ともいえるモデルだ。

 ただし「スプリント」が、オリジナルの1960年代ロータス・セブンをモチーフとしているのに対して、「スーパーセブン1600」は、ロータスよりセブンの製造を受け継いだケーターハムが送り出した1970年代~80年代の初期セブンをモチーフとする違いがある。

 日本のクルマ好きにとって馴染み深いのは、後者であるため、公道では、より多くの視線を集めるかもしれない。

独自の改良を続けるも、基本構造はロータス時代から受け継ぐケーターハム セブン。その魅力は、今なお薄れることはない

【画像ギャラリー】原点回帰!ケータハム スーパーセブン 1600の優美なスタイル