マツダの最新モデルといえば、2026年5月に発売された新型CX-5。今のマツダ車の実力やクルマづくりの考え方などが最も現われた一台と言えるだろう。そんなCX-5を、松田秀士氏と西川昇吾氏のお二人はどう評価しているのだろうか?
※本稿は2026年8月のものです
文:松田秀士、西川昇吾/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年9月10日号
考え方が変わったことを実感した!(松田秀士)
●松田氏の採点チェック
・動力性能:6.5点
・操縦性:9点
・乗り心地:8.5点
・居住性:9点
・総合力:8.5点
「Zoom Zoom」「Be a Driver」と走りの楽しさを売りにしてきたマツダ。が、走り出した瞬間にその考え方が変わったのだと直感した。
ステアフィールも乗り心地も、これまでのようなドライさがない。走行音もこんなに静かじゃなかった。サスペンションもこんなに優しくなかった。
大きくなった15.6インチのセンターディスプレイは、後席からもよく見えるようにとの理由だという。
なんだかマツダ、雰囲気変わった。CX-5はラグジュアリー路線じゃなくて、それ以下のコンパクトSUVに続くスポーツモデルの分水嶺だと思っていたが、どうやらそこを越えてCX-60、CX-80の仲間入りに舵を切ったようだ。
Googleの音声コントロールも採用し、ADAS含めたクルマとしての完成度は高いし、なによりもやはりデザインに品がある。4気筒ディーゼルをやめたのは減点だけど、所有することの満足感が高そう。
快適性が向上しコスパにも優れる(西川昇吾)
●西川氏の採点チェック
・動力性能:6点
・操縦性:7点
・乗り心地:9点
・居住性:10点
・総合力:8点
「ファーストマツダの窓口にふさわしい完成度の高い一台」それが、新型CX-5への筆者の評価だ。高い評価の理由は、主に多くの人にわかりやすい快適性・利便性、そしてコストパフォーマンスの高さにある。
近年のマツダは走行性能にこだわり、コンフォート性能をはじめとした多くのユーザーが望む性能を蔑ろにしていると感じる部分があった。しかし、新型はそのような性能がしっかりと確保されていながら、運転していくと徐々にマツダ車らしい運転の楽しさが味として出てくる印象だ。
また、充実した装備のわりに価格設定がリーズナブルでコストパフォーマンスが高いのも好印象。特にいいのが、運転支援システムの完成度の高さだ。ここは上級セグメントにも引けを取らない点だといえる。
ただわかりやすさ……という面では、燃費性能に優れたパワーユニットが最初から欲しい。そうすれば、マツダの復調に貢献する一台になるはずだ。
●マツダ CX-5(G・2WD)主要諸元
・全長:4690×全幅1860×全高1695mm
・ホイールベース:2815mm
・車重:1670kg
・パワーユニット:2.5L直4(178ps/24.2kgm)+モーター(6.5ps)
・WLTCモード燃費:15.2km/L















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