トヨタは2026年9月16日、ランドクルーザー300シリーズの商品改良を発表した。国内のランドクルーザーとして初となるハイブリッドモデルを投入する一方、従来のガソリンモデルはラインナップから姿を消す。ハイブリッドモデルではバンパー形状も変更され、顔付きがグッと引き締まった。発売は10月1日だ。
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ自動車
【画像ギャラリー】ランクル300ハイブリッドの新しいフロントマスクをじっくり見て!(26枚)画像ギャラリー国内ランクル初のハイブリッドをZXとGR SPORTに設定
今回の改良で最大のトピックとなるのが、ランドクルーザーシリーズとして国内初となるハイブリッドモデルの追加だ。設定されるのは上級グレードのZXと、スポーティなGR SPORT。応答性に優れたモーターと大排気量ツインターボエンジンを組み合わせた、パラレルハイブリッドシステムを採用する。
燃費向上だけを狙ったハイブリッドではないのが、ランクルらしいところだ。モーターの素早いアシストによって、オフロードではアクセル操作に対する高いコントロール性を確保。オンロードでは、大柄なボディを力強く押し出す伸びやかな加速を実現したという。
さらに電動パワーステアリングも採用され、舗装路から悪路まで扱いやすく、長距離でも疲れにくいステアリングフィールを追求した。
いっぽう、従来ラインナップされていた純ガソリンモデルは消滅。これまでランドクルーザー300への比較的お手頃な入口を担ってきたガソリン車がなくなり、今後はハイブリッドと3.3Lディーゼルが主役となる。価格面ではハードルが上がりそうだが、電動化によってどれほど走りと使い勝手が進化したのか注目したい。
ハイブリッド専用バンパーで精悍に! GXは悪路重視へ
外観では、ハイブリッドモデルに専用デザインを採用した点が見逃せない。フロントバンパー形状が変更され、従来型の堂々とした雰囲気を残しながら、顔付きはより精悍になった。
なかでもZXには、漆黒メッキ加飾付きのフロント/リアエアロバンパーを装備。ランドクルーザーらしい押し出しの強さに、ハイブリッドの上級モデルにふさわしい華やかさを加えている。なお、このバンパー変更はハイブリッドモデル専用であり、ディーゼルモデルまで一律に顔付きが変わったわけではない。
ハイブリッドには電動格納式の5対5分割サードシートや、荷室を上下2段に分けられるフレキシブルデッキボードを採用。AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントも備わり、アウトドアはもちろん非常時の給電にも役立つ。
3.3LディーゼルのGXは、ランドクルーザー本来の魅力をより色濃く味わえるオフロード重視のモデルへ変更された。前後電動デフロックを標準装備し、265/65R18タイヤやシルバー塗装の18インチアルミホイール、アルミサイドステップなどを採用。内装はファブリックシートとマニュアル調整式シートを組み合わせ、実用性に徹している。
さらに全車におくだけ充電、ITSコネクト、寒冷地仕様、ETC2.0ユニットを標準化。ZXとGR SPORTにはJBLプレミアムサウンドやリアシートエンターテインメントシステム、マルチテレインモニターなども標準装備される。
ガソリン車の廃止は寂しいが、電動化と悪路性能の強化を同時に進めた新型ランドクルーザー300。これは単なる装備追加ではなく、シリーズの新しい時代を告げるマイナーチェンジといえそうだ。
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