絞りに絞ったシンプルなグレード構成
新型GLEクーペのグレード構成は、至ってシンプル。標準車は、クリーンディーゼル車の「GLE 400d 4MATICクーペ スポーツ」のみ。
3.0Lの直列6気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力300ps、最大トルク700Nmを発揮する。
トランスミッションは9速ATで、前後100:0~0:100の連続可変トルク配分が可能な新開発4WDシステムを搭載する。ステアリングは、右ハンドル仕様のみとなる。
高性能モデルは、「メルセデスAMG GLE 53 4MATIC+クーぺ」のみとなる。
搭載エンジンは、ガソリン仕様の3.0L直列6気筒ターボだが、マイルドハイブリッドシステムと電動スーパーチャージャーを組み合わせることで、レスポンスや環境性能などを向上。最高出力435ps、最大トルク520Nmの高出力型となる。
スポーティな走りを支える駆動システムや足回りには、AMGチューンが施されたAMGモデル専用品を搭載。
9速AT「AMGスピードシフトTCT」は、軽量化などの改良により燃費やレスポンスの向上を実現。シフトダウン時の自動ブリッピング機能などスポーツ走行で活躍する機能も与えられた。
4WDシステムは、パフォーマンス指向の「AMG 4MATIC+」に変更され、足まわりもAMGチューニングを加え、走行安定性を向上させる新システム「AMG ACTIVE RIDE CONTROL」を加えた。
また内外装にもAMG専用アイテムを加えることで、視覚的効果だけでなく、機能性も高められている。なお、ステアリング位置は、左右の選択が可能となる。
シンプルなグレード構成だが、いずれもスポーティなクーペに相応しい高性能を身に着けた4WDモデルなので、多くの人が選ぶであろう標準車が、クリーンディーゼルエンジンの400dだけでも十分にニーズを満たせるということなのだろう。
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