TRDプロは走破性高めた本格派グレード
2014年あたりから設定されるようになったTRDプロは、簡単に言うとオフロード走破性を大きく高めたグレードだ。TRDプロに施されるモデファイは4台ともほぼ共通で、具体的には以下のとおり。
●機能面
・TRDのマフラー
・最低地上高を若干高めたTRDのスプリングとFOX社のダンパー(リアはサブタンク付)から構成されるサスペンション
・オフロード走破性を重視したスタンダードなホイール径とオールテレーンタイヤとなるホイール&タイヤ
・金属製となるTRDのフロントアンダーガード
●エクステリア
4ランナーにはルーフキャリア、セコイア以外にはボンネットのエアスクープが付き、各車グリルのブラックアウト化などによるベース車以上にワイルドな設定。
●インテリア
TRDのシフトノブ、TRDロゴ入りのシートやゴム製フロアマットなどを採用。
さらにTRDプロ以外にもタコマとセコイアにオンロード性能を高めた「TRDスポーツ」、タコマと4ランナーに標準グレードとTRDプロの中間となるオフロード走破性を備えた「TRDオフロード」というグレードがある。
また、TRDプロ以外のTRDグレードがないタンドラには、それぞれビルシュタインのダンパーを使いオンロードでの性能を高めたスポーツサスペンションキット、オフロード向けのサスペンションキット、ロールの起き方を調整するスタビライザー、金属製フロントアンダーガードといったTRDのパーツが豊富に用意される。こうした点もユーザーの楽しみ方を広げている。
まとめ
アメリカで販売されるトヨタのピックアップトラックとSUVにTRDプログレードやTRDのパーツが豊富に設定されるのは、アメリカの自動車文化の奥深さの象徴とも言えるかもしれない。
日本で販売されるトヨタのピックアップトラックと本格SUVでこういった方向性が似合うのはハイラックスだろう。
ハイラックスがマニアックなモデルながら堅調に売れているのを見ると、TRDプロのようなグレードの設定は難しいとしても、日本でもTRDやGRのオプションパーツでこういった楽しみ方を今以上に提案するというのも、ハイラックスがマニアックなモデルだけに面白いのではないだろうか。
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