■ワイルド感、増し増し!「ランドクルーザープラド」
海外の過酷な環境で鍛えられ、世界中で高い信頼を得ている本格的クロカン4WD、ランドクルーザープラド。
現行型は2009年に登場し、2013年に一度マイナーチェンジをしているが、デビューから8年を迎えて、この9月12日に2度目のマイナーチェンジが実施された。
今回のマイチェンの内容は、内外装のデザイン変更と安全性の強化がポイントだ。外観は、フロント周りではヘッドランプとグリルがよりシャープなデザインになり、ボンネット形状も変更。リア周りはリアコンビランプやガーニッシュのデザインが変わった。
これらにより、全体的にワイルドさと先進性がよりいっそうアップした印象だ。
内装は、エアコン吹き出し口の形状などインパネ周りを中心にデザインが変更され、こちらもより先進的に進化。ステアリングも握りやすい形状へと変わっている。
安全性の強化では、歩行者を検知する緊急自動ブレーキを搭載した最新の安全装備「トヨタセーフティセンスP」を全車に標準装備。ブラインドスポットモニターも一部のグレードに新設定された。
さらに、グレード体系も見直され、人気のディーゼル搭載車の2グレードは、どちらも5人乗りと7人乗りが選べるようにもなった。
価格帯は353万8080~536万3280円。従来より約20万円アップした。
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かつて、クロカン全盛期だった1990年代には、ピックアップ車も本格派クロカンモデルも発売されていた。
しかし時代は移り2010年代も後半になって、代はまさにエコカー全盛期。デカくて荒々しいクロカンは肩身の狭い思いをしている。最近ディーラーの展示車で見た記憶がまったくない。
そんな時代だからこそ、個性が光るし注目度も上がる。かつてのように燃費が悪いわけでも乗り心地が悪いわけでもない。ぜひとも一度試乗して、その「たくましさ」に身を委ねてみてほしい。けっこうクセになります。
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