■新型スペーシアは年末発表で決まりか
いっぽうもう一台の「まもなくお届け」車種である「スペーシアコンセプト」は、現行型スペーシア(2013年2月発表)の正統進化であり、会場に置いてあった展示車は上述のクロスビーよりさらに「完成度」は高かった。
ハッキリいって「今日発売です」と言っても信じられるレベル。
この夏にフルモデルチェンジしたライバル・ホンダN-BOXを追撃すべく、低床フロアや「S-エネチャージ」による省燃費化、(クロスビーと同じく)分割可倒式で前後に大きくスライドするリアシートなどを持ち、細かい使い勝手で商品力を向上している。
従来のスペーシアは、大きく分けて安い順に「スペーシア」、「スペーシアカスタムZ」、「スペーシアカスタム」というグレード構成だったが、調べて見ると最高値グレードである「スペーシアカスタム」はすでにスズキ公式ホームページのラインアップ一覧から削除されている。
スズキディーラーに問い合わせてみると、「スペーシアカスタムはもう生産中止になっていてウチにも在庫がありません。カスタムZか普通のスペーシアならまだ残っていますが……試乗しますか?」とのこと。
どうやらこちらが「まもなくお届け」の本命のよう。
スペーシアおよびスペーシアカスタムは年末にフルモデルチェンジを発表し、お正月の初売りで拡販を目指す販売戦略のようだ。楽しみにしたい。
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