マイルドハイブリッドによる効率化
パワートレインでは、主力となる2.0Lの直列4気筒ガソリンターボエンジンを12Vマイルドハイブリッド仕様に進化。
これは、クランクシャフトに接続されたベルト駆動式オルターネータースターター(BAS)によるエネルギー回生とスターターモーターの役目を担うもの。
またエンジンのスムーズな始動に加え、走行中のコースティング(惰性走行)からの復帰にも活躍する。その結果、100km走行あたり最大0.3Lの削減効果を生むという。
搭載されるパワーユニットは、前輪駆動となる「35 TFSI」用の150ps/270Nm仕様と4WD車となる「45 TFSI」と「オールロード」に搭載される249ps/370Nm仕様のマイルドハイブリッド仕様の2.0L直列4気筒ターボに加え、「S4」専用の354ps/500Nmを誇る3.0LV6ターボの3タイプを用意する。
トランスミッションは、A4とオールロードは、DCTの「7速Sトロニック」、S4はATの「8速ティプトロニック」をそれぞれ組み合わせる。
なお、日本での人気が高いクリーンディーゼルエンジンは、2021年初頭の導入を予定しているとのことだ。
選びやすいグレード構成に
新A4では、グレード構成も一新。より分かり易いものとなった。セダンとアバント共に、装備を簡素化したエントリーグレード「ベース」、アウディらしい先進機能を強化した「アドバンスド」、スポーティな「Sライン」の3モデルで構成される。
前輪駆動車の「35 TFSI」は、「ベース」、「アドバンスド」、「Sライン」の3タイプを設定。4WD車となる「45 TFSIクワトロ」は、「アドバンス」と「Sライン」の2タイプとなる。
まさに、装備や駆動方式の選択が定まれば、グレードが限定される分かり易い構成だ。特にスポーティ仕様の「Sライン」がグレード化されたことで、スポーティ仕様のA4の姿が増えそうだ。
一方、クロスオーバーワゴン「A4オールロード」と高性能モデル「S4」はモノグレードとなるが、装備内容はかなり充実している印象だ。
またS4については、セダンとアバント共に、左ハンドル仕様が選択可能な点は、熱心な欧州車ファンから歓迎されるだろう。
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