名車シティターボ再来!? ホンダが新型シティハッチバックを初公開!

■新型シティハッチバックはどんなクルマ?

新型シティハッチバックのフロントデザイン。シビックをひとまわり小さくしたような引き締まったフォルム
新型シティハッチバックのフロントデザイン。シビックをひとまわり小さくしたような引き締まったフォルム

 追加されたシティハッチバックは基本的に4ドアセダンのシティを5ドアハッチバックにしたもの。

 しかし、5ドアハッチバックというボディタイプや後述するボディサイズ、フィットベースとなる点を総合すると、2005~2016年にかけ2世代に渡って 欧州 で販売された欧州向けシビック(日本でも2009年と2010年に3ドアのタイプRユーロが限定販売されたことがある)を思い出させる部分もある。

 そのため大きめのコンパクトカーと見るか、ミドルクラスと見るかは人によって判断が分かれるかもしれない。

 以下、パートごとに新型シティハッチバックを見ていこう。

●エクステリア

新型シティハッチバックのリアデザイン。テールランプの形状はベンツAクラスを想起させる
新型シティハッチバックのリアデザイン。テールランプの形状はベンツAクラスを想起させる

 ボディサイズは全長4270mm×全幅1748mm×全高1488mm、ホイールベース2589mmとシティ同様に日本流に見ると3ナンバーサイズで、テールランプの形状など、ちょっとベンツAクラスを思い浮かべるリアビューが目に付く。

●インテリア

 ダッシュボードなどはシティと共通 だが、フィットベースということもあり通常リアシート下にある 燃料 タンクを車体中央に置くセンタータンクレイアウトの 恩恵により、リアシートは収納 するとラゲッジスペースとフラットとなるほか、 座面を持ち上げて高さのあるものを運べる機能も備える。

 キャビンとラゲッジスペース自体もフィットベースだけにボディサイズ以上に広そうだ。

■注目の価格は邦貨で200万円台? スポーティなRSも設定

シティハッチバックRS。エアロパーツを装備するスポーティな仕様で、タイ向けには1Lの3気筒ターボエンジンが搭載される予定
シティハッチバックRS。エアロパーツを装備するスポーティな仕様で、タイ向けには1Lの3気筒ターボエンジンが搭載される予定

●機能面

 タイ仕様ではCVTと組み合わされる1L・3気筒ターボ(最高出力122ps/最大トルク17.6kgm)を搭載し、e:HEVが追加されることが予告されている点など、シティに準じている。

 なお自動ブレーキ、先行者追従型のアダプティブクルーズコントロール、LKAS(レーンキープアシストシステム)などから構成されるホンダセンシングも設定される。

●タイ仕様のグレード&価格

 ベーシックなS/59万9000バーツ(約205万6000円)、上級 のSV/67万5000バーツ(約231万7000円)、エアロパーツなどが付くスポーティなRS/74万9000バーツ(約257万1000円)となっており、シティハッチバックの価格 はシティより若干高い。

 ちなみにシティの1Lターボ車とe:HEVの価格差 は10万バーツ(約34万3000円)で、シティハッチバックのe:HEVもこれに準じることになるだろう。

■日本ではシビックの替わりに導入しても面白い

 東南アジア圏向けのシティハッチバックだが、ボディサイズなどを見ると、フィットの1クラス上の”次期シビック”としてリーズナブルな価格で日本市場への対 応が可能なら、導入があっても面白いかもしれない。

 また、東南アジア圏では現在、先代フィットがジャズの車名で販売されているが、シティハッチバックの登場を期にジャズがシティハッチバックと統合されるのかという点も気になるところだ。

【画像ギャラリー】シティターボから日本未発売モデルまで! ホンダ シティ 全歴代モデルを写真で振り返る

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