■ダイハツタント 11月発売
2017年の東京モーターショーに出展されたコンセプトモデル、DN U-SPACE。これがもととなり、次期型タントは5年ぶりにフルモデルチェンジされることになる。
基本はキープコンセプトとなるのだが、スクエアなボディ形状の現行型に比べ、次期型は四隅をラウンドしたやや丸みを帯びたデザインテイストになる。もちろん、新開発プラットフォームと基本コンポーネンツを採用することになる。
ボディサイズは現行型とほぼ同じものとなるが、タント最大のセールスポイントである室内居住空間は各部の詳細なレイアウトの綿密な見直しを図り、クラス最高レベルを維持してきそうだ。
パワートレーンはNAとターボの2本立てを踏襲し、安全装備「スマートアシスト3」もさらに進化して登場することになる。期待大だ。
■スズキジムニー 11〜12月発売
次期型もジムニーとしての「王道」を貫き、本格的クロカン4WDとしてその機能を磨き上げて登場する。
具体的には、図抜けた悪路走破性や急峻な山岳路での信頼性を支えるラダーフレームとパートタイム4WDは継承される。
エクステリアは角の取れた現行型のスタイルから一変し、スモールベンツGクラスといった趣のスクエアなボディ形状となる(外観に関しては、すでに欧州でテスト走行時を撮影されている)。
搭載されるエンジンはK6型ターボからワゴンRなどと同じく最新版のR06型直噴ターボに変更される見込みだ。
また、安全性向上のため、最新版の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」も採用される。
■ホンダインサイト 11月発売
2018年1月14日から開催しているアメリカ・デトロイトショーで電撃出品されることが発表された、ホンダの新型ハイブリッド専用車「インサイト」。アメリカでは夏頃に発売され、日本市場には11月に登場する。
かつてのインサイトはサイズ、燃費ともにトヨタのプリウスと真っ向勝負するモデルだったが、今回のインサイトはややボディサイズが大きく、シビックの上位モデルとなる見込み。月販5000台以上を目指し、日本市場の柱のひとつとなるべく開発が進められている。
気になるハイブリッドシステムは、最新世代の2モーターハイブリッドを進化させて搭載する。JC08モード燃費もプリウスの40.8km/Lという途轍もない数値にどこまで近づけるかがカギとなる。
■トヨタスープラ 12月〜2019年2月発売
日本で販売が終了してから16年、ついに日本でスープラが復活する。
長らく「デトロイトショーで発表」と伝えられてきたが、最新情報によると「2018年3月のジュネーブショーで発表」と予定が後ろに倒されたもよう(共同開発社であるBMWの意向が働いたとのこと)。その後に日本という流れになる。
そのスープラ、これまで何度も報じているとおり、開発はBMWと共同で行われている。先の東京モーターショーにも出展された新型Z4とプラットフォームを共有し、エンジンはBMW製のものを搭載する。
エンジンは3Lの直6ターボと2L直4ターボの2種。トップグレードが搭載する3Lターボは340ps/45.9kgmを発生するというから、全長4380×全幅1860×全高1295mm、カーボンを多用し1350~1450kgと軽量に仕上げられた車体には充分以上といえる。
面白いのが2Lターボで、こちらはチューニングの仕様違いで255psと200ps、ふたつのバージョンが用意される。
つまり新型スープラには3つのエンジンバリエーションが用意されるということになり、ミッションは全車ZF製の8速ATを採用する(3ペダルのMT仕様は存在しない!)。
BMW Z4とプラットフォームを共有するといってもデザインはオリジナル。まるでフォーミュラカーのようなノーズデザインを与えられた新型スープラはなかなか精悍だ。
価格は2Lターボが500万~600万円。3Lターボが700万~800万円と予想される。
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