2018年3月6〜18日に開催された欧州最大級の自動車ショーに、出品された日本車の数々。その中でも市販が確実視されているモデルが4車種登場した。
レクサスUX、アテンザワゴン、CR-V、そしてスープラだ。本企画では日本市場への登場間近であるこれら4車種の、現時点で集まっている最新情報を改めてお届けしたい。
文:ベストカー編集部
ベストカー2018年4/26号より
■レクサス UX 今年秋頃発表
レクサスが満を持して送り出す都会派コンパクトクロスオーバーSUV、UX。レクサスでは「クリエイティブアーバンエクスプローラー」をコンセプトに、新たなライフスタイルを探求するきっかけとなる「CUE」を目指したとアナウンスしている。
そして、ジュネーブショーで公開されたレクサスSUVの〝末弟〟が世界中で驚きをもって受けとめられたことは想像に難くない。
ラインアップは直4、2L+モーターのTHS2を搭載するUX250hと直4、2Lガソリンエンジンを搭載するUX200の2グレードが判明している。
レクサスUXとプラットフォームを共有する「トヨタ版」のC-HRは4WDに直4、1.2Lターボ、FFに直4、1.8L+モーターのハイブリッドを設定するが、この新開発2Lガソリンエンジンは、このUXに最初に搭載されるパワートレーンとなる。
まず、UX250hのインテリアではシートやドアパネル、フロントセンターアームレストなどに採用されたレッドが鮮烈な印象を与える。このあたりはカジュアルな印象のC-HRよりも質感を上げてきており、レクサス車の面目躍如といったところ。
いっぽう、新開発の2Lエンジンを積むUX200は、フロントグリルの格子の形状やアルミホイールの造形がUX250hとは若干違っているくらいで外観上の差別化はさほどでもない。
インテリアは派手なレッドが印象的なUX250hに対し、UX200はブラックを基調とするのは同じだが、シックな装いのホワイトを差し色に使っている。
低いドライイングポジションとステアリングを中心に配置した操作系によって、ドライビングの高揚感を演出している点は共通している。
なにしろ兄弟車種のC-HRは大ヒット車種。このUXが発売すればレクサス最量販車種となることも期待できる。
今年秋頃の日本発表を今から期待して待ちたい。
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