■マツダ アテンザワゴン 今年秋頃発表
昨年のLAショーに出展されたマツダ6(日本名:アテンザ)セダンのマイチェンモデルに続き、ジュネーブショーではマツダ6ワゴン(アテンザワゴン)のマイチェンモデルがワールドプレミアされた。
2012年にフルモデルチェンジされたアテンザの現行モデルとしては実に3回目の改良となる。
その最大のトピックスは(迫力を増したフロントマスクと)、パワートレーンに直4、2.5Lターボの「SKYACTIV-G2・5T」を搭載していることだ。
このエンジン、北米で販売されているフルサイズ3列シートSUVのCX-9に搭載されているエンジンと同じで、そのエンジンスペックは最高出力254ps、最大トルク42.8kgとV8、4Lなみの余裕ある性能が与えられている。
このほか、直4の2.5L、DOHCエンジンも新たに気筒休止技術を採用し、現行CX-5に採用された最新仕様となっている。
また、先進運転支援システム(ADAS)も大幅に進化。360°ビューモニターなどを新設定し、i-ACTIVSENSEの性能を底上げしている。そしてエクステリアに関してもフェイスリフトを敢行したほか、インテリアも質感を向上させた。
日本でのこのマイチェンモデル登場は今年秋以降を予定している。
■ホンダ CR-V 今年夏頃発表
欧州仕様となる新型CR-Vがジュネーブショーで公開された。新型は3列シートモデルも追加されるほか、ハイブリッド車も設定される。発売されればハリアーやエクストレイルの強力なライバルとなるはず。
欧州では、まず1.5LのVTECターボ搭載車が先行して発売される予定で、駆動方式はFFと4WDが選べる。2L、VTEC+2モーターのi-MMDを搭載したハイブリッド車は追加設定されるスケジュールになっている。
昨年の東京モーターショーで出展された日本での発売は今年8月下旬から。予想価格は290万~490万円。
■トヨタ GRスープラレーシングコンセプト 来年春頃発表
そして今回のジュネーブショー全体の目玉車種と言っても過言ではないのがトヨタの新型スープラのレーシングコンセプトカー。
取材によるよ、発売は2019年3月あたりが有力である。
車名については、「スープラ」のネーミングは冠する。既報のとおりBMWとの共同開発であり、組み立てもドイツで実施され、日本へ輸入される見通し。
スタイリッシュなロングノーズの2シータースポーツクーペレイアウトを採用する。FR駆動で搭載するパワーユニットはトップグレードが3L直6ターボで最高出力は268kW(360ps)、最大トルク500Nm(51.0kgm)を発揮する。
スープラは歴代、カローラ店の専売だったが、次期型は4系列店の併売になるはず。とはいえ月間多くても500台以内と少数だから、都市部を中心に4系列店から扱い店舗をチョイスし、ここで販売からアフターケアまでを担当する方式が採用されそうだ。
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