■もちろん走りに妥協なし
ストリート仕様といっても、その走りにはいっさいの妥協はない。パワートレーンは、GT3とまったく同様で、自然吸気仕様の4.0L水平対向6気筒エンジンを搭載し、最高出力510ps/8400rpm、最大トルク470Nm/6100rpmを発揮する。
このため、最高速度320km/h、0-100km/h加速3.9秒の性能も同様だ。
GT3と変わらぬ、徹底したボディの軽量化が図られていることは、そのタイムと最高速が証明する。さらにGT3に用意されるほとんどのオプションの装着も可能としている。
ただ走りへのアプローチは少し異なる。それを示すのが、トランスミッションのセレクトだ。いずれも6速MTと7速PDK(DCT)の選択が可能なものの、標準仕様となるのは、911GT3が7速PDKに対してツーリングパッケージは、6速MTをチョイス。
これはサーキット主体でタイム優先のGT3と、操る楽しさを優先するツーリングパッケージのステージの差といえる。まさにツーリングパッケージは、レーシングスーツの代わりに、タキシードを纏ったGT3といえるかもしれない。
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