新型ロータス「エミーラ」の全貌 “最後のミドシップエンジン車”が遂にベールを脱いだ! 

「日常使いできる」スポーツカーを目指したインテリアデザイン

内燃機関へのオマージュ!? ロータス"最高で最後のミドシップエンジン車"が遂にベールを脱いだ! 新型スポーツモデル「エミーラ」の全貌
人間工学に基づいたデザインと、最も直感的に使用できるように注意深く配置された計器類。手操作と視線移動が最小にできるモダンなコクピット環境となっている

 インテリアは、「日常使いできる」スポーツカーを目指すというコンセプトどおり、長距離クルージングにおける総合的な快適性をサポートする、使いやすさと実用性を重視した設計が各所に施されている。

 車両のインフォテインメントシステムへのアクセスは、ダッシュボード中央に取り付けられた10.25インチタッチスクリーンと、ステアリングホイール後方に設置されている 12.3インチTFT ドライバーディスプレイを介して行われることになる。ちなみに、すべてのコンテンツはロータス専用であり、ロータス社内チームによって設計・開発されているものだ。

 荷物やその他の大きなアイテムは、2つのシート後方(208リッター)、またはエンジン後部のトランクに収納可能。このスペース(151リッター)には、標準サイズのフライトケースまたはゴルフクラブのセットが収納できるという点が使い勝手の良さを高めてくれる。運転席と助手席にも十分な居住空間を確保している。

内燃機関へのオマージュ!? ロータス"最高で最後のミドシップエンジン車"が遂にベールを脱いだ! 新型スポーツモデル「エミーラ」の全貌
2つのシートは、高速コーナリングにおける卓越した横方向のサポートと長距離ドライブにおける快適さの双方を満たすように設計されている

デリバリースタートは2022年の春!

 現地でのワールドプレミアに参加した元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトン氏は、エミーラをワールドプレミア前に試乗。同氏は、「エミーラはジュニアスーパーカーと呼ばれていますが、他のどのスーパーカーよりも快適で予想以上のスーパーカーで、私は大ファンです」と述べた。

 まずは、2022年の春からV型6気筒 3.5リッタースーパーチャージャーエンジン搭載モデルが限定生産の「ファーストエディション」として発売される。日本向け車両の生産開始は2022年春以降の予定となっている。なお、現在のところ、日本での市場販売価格は未決定ということで公表されていないものの、かなりコストパフォーマンスの高い価格設定となることが予想される。

ロータス エミーラ

specification

全長×全幅×全高 : 4412×1895×1225mm

ホイールベース : 2575㎜

最高出力 : 360~400hp/365~405ps(予定)

0-62mph(0-100km/h)加速 : 4.5秒以下

最高速度 : 290㎞/h

目標車両重量 : 1405㎏

※2021年7月1日(木)現在の情報であり、今後数値や装備に変更が生じる可能性があり

内燃機関へのオマージュ!? ロータス"最高で最後のミドシップエンジン車"が遂にベールを脱いだ! 新型スポーツモデル「エミーラ」の全貌
ワールドプレミアのゲストとして登場したジェンソン・バトンは、テストドライブでゲストを魅了。エミーラの魅力を語った
内燃機関へのオマージュ!? ロータス"最高で最後のミドシップエンジン車"が遂にベールを脱いだ! 新型スポーツモデル「エミーラ」の全貌
車両の製造はノーフォークのヘセルにあるロータスの本拠地で行われる。日本向け車両の生産開始は2022年春以降。日本での発売価格が気になるところだ

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