王者N-BOXが改良! 注目の新装備搭載&10周年特別車投入で盤石のテコ入れ

■10周年記念の特別仕様車も設定

2011年の初代(先代)N-BOX登場から10周年を記念した特別仕様車「Nスタイル+」(クリスタルブラック・パール)
2011年の初代(先代)N-BOX登場から10周年を記念した特別仕様車「Nスタイル+」(クリスタルブラック・パール)

 初代(先代)N-BOXは2011年に発売されたので、今回の一部改良では、10周年を記念した「Nスタイル+」という特別仕様車のシリーズも設定された。

 その第1弾となる「カスタムLスタイル+ブラック」「カスタムLターボスタイル+ブラック」は、N-BOXカスタムをベースに、ブラックをアクセントにした外観が特徴だ。アルミホイールも専用のブラック塗装になり、N-BOXカスタムの精悍な印象を一層際立たせている。

 今回、特別仕様車を設定した狙いを、開発者は「N-BOXも現行モデルの登場から間もなく5年が経過する。そうしたなかで現行車ユーザーに買い替えを促進する意味でも、(見栄えなどが違う)特別仕様車を設定した」という。カスタムはリセールバリューも良いので、その意味でも乗り換えを促進しやすい背景がある。

 改良を受けたN-BOXの価格は、標準ボディの買い得グレードとなる「L」が157万9600円で、エアロパーツを装着した「カスタムL」は178万9700円だ。両グレードとも、改良に伴って1万9800円値上げされた。クルーズコントロールの機能が向上したことを考えれば納得できるだろう。

 先に述べた「カスタムLスタイル+ブラック」の価格は、ノーマルエンジンが192万9400円、ターボは205万7000円になる。

 販売店に2021年12月中旬に契約した場合の納期を尋ねると、以下のように返答された。

 「半導体などの不足は今も続いており、納期は2~3か月を要する。ディーラーオプションのカーナビだけが遅れることもあり、その場合はお客様に車両を引き渡し(この状態ではカーナビの収まるインパネの中央部分は抜けている)、その後でカーナビを装着することも可能だ。

 また2トーンボディカラーは、納期が4~5か月を要する。全般的に納期遅延は終息していない」

 ちなみにN-BOXは、前述の通り国内のベストセラーだが、2021年10月には届け出台数が前年の46%まで落ち込んだ。軽自動車市場での販売ランキングも、ワゴンR(スマイルを含む)、ルークスに続く3位になっている。

 この背景には、パーツの不足と一部改良が重なったことによる納期の遅延があった。11月には再び軽自動車の1位に返り咲いたが、今は改良を行う時にもタイミングを選ぶ必要が生じている。

【画像ギャラリー】本文未収録写真多数!! ホンダ N-BOX一部改良と同時に生誕10周年記念特別仕様車が登場!!(19枚)画像ギャラリー

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