■新ハイブリッドe-BOXERの走りはどうか?
145ps/19.2kgmの2L水平対向4気筒エンジンを13.6ps/6.6kgmの電気モーターがアシストする。スバルではこのHVシステムをe-BOXERと呼んでいる。このe-BOXERを搭載するのは最上級グレードのアドバンスで価格は309万9600円
続いてe-BOXERと呼ばれる簡易型ハイブリッド。期待して乗ると「あらら?」。アクセル開け気味で走ったらモーターの存在感なし。エンジン出力145㎰に対しモーター出力は13.6㎰しかない。10%以下だと体感できないと思う。
ただ街中でホンの少しアクセル踏んだようなケースだと、明確にモーターが反応している感じ。あまりアクセルを踏まない人ならハイブリッドも面白いと考える。
リチウムイオンバッテリーはリアトランク下に配置。コンパクトなモーターでありながらキビキビとした走りとJC08モード燃費18.6km/Lという低燃費を両立
■エクストレイル、CX-5とガチンコ対決
エクストレイルの価格は2Lガソリン=219万7800円(2WD)〜300万9960円(4WD)。2Lハイブリッド=258万9840円(2WD)〜327万7800円(4WD) ■2L直4=147㎰/21.1kgm。JC08モード燃費15.6㎞/L(4WD)。2L直4+モーター=147㎰/21.1kgm、モーター:41㎰/16.3kgm、JC08モード燃費:20.0㎞/L(4WD)
CX-5は2L直4ガソリン、2.5L直4ガソリン、2.2L直4ディーゼルがあるが、2Lには4WDがないためここではライバルとして4WDの2.5L直4を挙げた。 ■価格/25S=272万1600円、25Sプロアクティブ=291万6000円、25S Lパッケージ=321万3000円■2.5L直4=188㎰/25.5kgm、14.2㎞/L(4WD)
さて、スバルファンならフォレスターしか眼中にないだろう。けれどよいクルマを考えている人にとっちゃ、2・5LはCX-5とガチ。2Lハイブリッドだとエクストレイルとガチ勝負になる。CX-5もエクストレイルも新型フォレスターと同じDセグメント。
ボディサイズだが全長はエクストレイルが最も長い4690mm。逆にCX-5は4545mmだから145mm短い。フォレスターはその中間の4625mm。全幅は3台ともに1800mmを超え、フォレスターが1815mm、エクストレイルが1820mm、CX-5が最もワイドな1840mm。
スバルも強く意識しているらしく、売れ筋グレードの価格はCX-5の売れ筋グレードと揃えた。参考までに書いておくと、自動ブレーキ性能はJNCAPの試験結果を見るかぎり、新型フォレスターよりCX- 5やエクストレイルが優勢。
前後席間距離は先代フォレスターが913mm、新型フォレスターが946mm、エクストレイルが921mm、CX-5が843mmとフォレスターが一番広い
通常時のラゲッジ容量は新型フォレスターが520L、エクストレイルが564L、CX-5が442Lと、容量ではエクストレイルが1位。開口部最大幅を先代フォレスターよりも134mm拡大した1300mmを確保し、エクストレイルの1141mm、CX-5の1130mmを圧倒し、大きな荷物でも積み下ろしがしやすくなった。また開口部下側幅を1258mmとしたことで、ゴルフバッグ9インチフルサイズや3人掛けのテールベンチを横にしたまま出し入れができるなど、使い勝手に優れる
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