2018年7月15日(サッカーロシアW杯でフランス代表が優勝を決める12時間前!!)、港区南麻布にある在日フランス大使館にて、アルピーヌA110の初回限定車「プルミエール・エディション」(790万円)の抽選会が実施されました。本稿ではその抽選会の様子をお届けします。
文:ベストカーWeb編集部
■フランス大使が直々に抽選!?
2017年3月のジュネーブショーで世界初披露された「アルピーヌA110」。往年の名車であり、クルマ大好きフランス人の(特にスポーツカー大好きフランス人の)魂の拠り所となっている「アルピーヌ」ブランド復活の第一弾として用意したこのクルマが、いよいよ日本での納車を開始する。
初期限定車「プルミエール・エディション」が用意されたのは、全世界で1955台(アルピーヌブランドが誕生した1955年を記念してこの台数となっている)。このうち日本の割当台数は50台。ここに応募総数1021名が「買いたい!」と集まった。
抽選を担当したのは、なんと在日フランス大使ローラン・ピック氏。
車両価格790万円で、まだ乗ったことも見たこともないクルマに1021名が応募するのも驚きだが、現役のフランス全権大使が抽選を担当するというのも異例。それだけこの「アルピーヌ」というブランドの復活がフランス人にとって重要であり、日本のクルマ好きにとっても待ち遠しかった証明であるといえよう。
奇しくも抽選会が実施された7月15日(日)は、革命記念日(7/14)祝賀レセプション当日。パーティには河野太郎外務大臣も出席し、日仏友好160周年を記念して、取材陣は両国の友好を祝う場面に立ち会うことができた。
■フルアルミで車重わずか1.1t
さて、今回抽選の対象となったアルピーヌA110は、前述のようにアルピーヌブランド復活第一弾を飾るにふさわしい2シータースポーツカー。
全長4205×全幅1800×全高1250mm、ホイールベース2420mm。サイズはほぼトヨタ86と同じで、直4、1.8Lターボ(252ps/32.6kgm)エンジンをミドシップに搭載。これにゲトラグ製の7速DCTを組み合わせている。JC08モード燃費14.1km/Lで、ポイントはフルアルミモノコックによる車両重量1110kgという軽量にある。うーん、乗ってみたい。
メガーヌR.S.やルーテシアR.S.に興奮した皆さまは、ぜひ狙いたい1台だ。
今回フランス大使館で実施された50台の抽選により、当選者にはルノー・ジャポンから順次連絡が入っている。段階的に納車されてゆく見込みで、これは羨ましい。
いっぽう(特に今回の抽選で漏れてしまった皆さまが)気になるのは、限定車の発売後の展開。一瞬で売り切れた50台では少なすぎる。
すでに本国発表済みの「ピュア」と「レジェンド」という通常2グレードが、カタログモデルとして近々発表する(年内とみられる)とのこと。期待して待っていよう。
カタログモデルの価格についてルノー・ジャポンに聞いてみたところ、「うーん……今回のプルミエール・エディション(790万円)は、かなりお買い得価格だと思います……」とのこと。な、なるほど。
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