レクサス最小SUV、UXが改良受けて大きく進化!! マイチェンだけでなく、特別仕様車2台も登場!

レクサス最小SUV、UXが改良受けて大きく進化!! マイチェンだけでなく、特別仕様車2台も登場!

 レクサスは7月7日、コンパクトクロスオーバーSUVのUXのマイチェンモデルと2種類の特別仕様車、「F SPORT Emotional Explorer」と「Graceful Explorer」を発売した。すでに今年5月13日に今回のUXのマイチェンの内容については発表されていたが、新たに加わった情報についてもお伝えしていこう。

文/ベストカーWeb編集部写真/レクサス

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■レクサスの末弟SUVがさらに大きく進化!

7月7日から発売開始されたレクサスUX。エクステリアについては大きな変更点は特にアナウンスされていない
7月7日から発売開始されたレクサスUX。エクステリアについては大きな変更点は特にアナウンスされていない

 2018年11月に発売されたUXは、LXを頂点にRX、NXと形成されるレクサスSUVラインナップの末弟的モデルで、現行プリウスベースのC-HRがもととなっている。レクサス初の女性チーフエンジニアとなる加古慈氏を中心に開発が進められ、女性の目線から乗り降りがしやすくて小回りの利くSUVとして誕生した経緯を持つ。

 デビュー当初は2LDOHC(174ps/21.3kgm)と2Lハイブリッド(システム出力204ps/19.2kgm)の2本立てで各々、標準、バージョンC、F SPORT、バージョンLの4グレード構成で販売。2020年10月にはレクサス初の市販BEV、UX300eを追加し、今年5月末時点で世界80以上の国と地域で累計約25万台を販売している。ハイブリッド車とEVの電動車販売比率はグローバルで約80%にものぼっているという。

 今回の改良は事実上のマイチェンではあるのだが、レクサスでは「新型UX」と表現している。それだけ力の入った改良であることを裏付けているのは、今回改良された走りと先進装備の刷新、走りの味の深化、予防安全技術などの進化という3つの内容が挙げられる。

■スポット溶接を20カ所追加し、ボディ剛性を向上

レクサスインターナショナルの江本光輝主査は「走りの味の『深化』と先進装備の『進化』を開発テーマに、特にハイブリッド車の魅力向上を目指しました」と語る
レクサスインターナショナルの江本光輝主査は「走りの味の『深化』と先進装備の『進化』を開発テーマに、特にハイブリッド車の魅力向上を目指しました」と語る

 まずはボディ剛性の向上。サイドドアとバックドア周辺のボディ開口部のスポット溶接打点を計20点追加しており、そのうえでEPSやアブソーバーなどを再適合してチューンし、シームレスな加速などの気持ちよさを追求しているという。その背景には、テストコースの「トヨタテクニカルセンター下山」での徹底した走り込みが寄与している。

 また、レクサス車といえば静粛性にも並々ならぬこだわりを見せるが、今回のUXでも18インチランフラットタイヤを新規開発。トレッドパターンを変更することでロードノイズを低減。バージョンLに標準採用される18インチのランフラットタイヤを新規設定のノーマルタイヤに変更することで、走りの上質感を高め、乗り心地と静粛性を向上させたという。また、ステアリングギヤにブレースを追加し、操舵応答性の向上を図っている。

 4グレード中、最も走りに振ったF SPORTに関しては車両後方へのパフォーマンスダンパー採用とAVS(アダプティブ・ヴァリアブル・サスペンション・システム)を標準設定することで、ボディに生じるしなりと微振動を速やかに吸収し、ハンドリング特性をシャープにしている。

 さらに減衰力を切り替えるAVSの採用により、大きなうねりや凹凸などを含んだ路面でもフラットな車両姿勢の維持とショックそのものを遮断し、操舵応答性や安定感、乗り心地の快適度を向上させている。

 また、先進安全装備の「レクサスセーフティシステム+」は、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車や夜間歩行者の検知も可能なプリクラッシュセーフティの対応領域を拡大。レーントレーシングアシストの支援範囲を拡大し、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能つき)にカーブ速度抑制機能を追加したほか、ドライバー異常時対応システムも追加された。

 インテリアでも、より大型化&高解像度化した12.3インチタッチディスプレイを全車に標準採用し、よりドライバー側に搭載するなど、使い勝手を向上させている。

次ページは : ■新たなボディカラーを追加設定し、特別仕様車を2種類設定

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