新型クラウン正式発表!! これは…売れそう…思い切った価格、大胆なグレード構成とサイズでトヨタが超本気を見せてきた

■価格と販売戦略

 新型クラウンクロスオーバーの車両本体価格は以下のとおり。

【2.5L+モーターのHV仕様/全車AWDで値引きはゼロ】
クロスオーバー「X」……435万円
クロスオーバー「G」……475万円
クロスオーバー「Gアドバンス」……510万円
クロスオーバー「Gレザーパッケージ」……540万円
クロスオーバー「Gアドバンスレザーパッケージ」……570万円

【2.4Lターボ+モーターのHV仕様】
クロスオーバー「RS」……605万円
クロスオーバー「RSアドバンス」……640万円

かなり戦略的な価格だが、高級感という意味では従来型にまったくひけをとっていない新型クラウン。「世界」はどう評価するのか。楽しみ
かなり戦略的な価格だが、高級感という意味では従来型にまったくひけをとっていない新型クラウン。「世界」はどう評価するのか。楽しみ

 先代型(15代目)の4WD仕様と比較すると実質的な値下げとなっており、輸入車のライバル(メルセデスやBMW)と比較すると200万円程度割安の価格設定。あらゆるものが値上げしている昨今、これはかなり「勝負」に出ている価格戦略であり、トヨタにしか出来ない横綱相撲でもある。めっちゃ売れそう。

 上述のとおり、新型クラウンはまず今回発表となった「クロスオーバー」が今秋より発売となる。今後1年半かけてスポーツ仕様、セダン仕様、エステート仕様(ワゴン)を発表する。

 これまでクラウンはほぼ国内専売仕様であったが、この新型からグローバルで約40の国と地域に展開してゆくとのこと。欧州ではアウディやメルセデスと正面からぶつかるかたちになるだろう。豊田社長も会見で「世界中のトヨタ販売店で、フラッグシップカーとして売っていただくのにふさわしいクルマになった」と語っていた。

 発表会場で実車を見たが、前評判のCGより何倍もボリューム感があり、シャープでカッコいい。イメージよりも車高が高く、クロスオーバーの名に恥じないデザインだ。初見で「これは売れそう」という感想を抱きました。昨今の物流不安定化により時間はかかるが、全国のトヨタ販売店に順次展示車や試乗車が配備されてゆくので、ぜひ実車を見てみてほしい。

【画像ギャラリー】新型クラウンは4つの仕様を用意!! 衝撃を受けた実車の迫力と喜ぶ豊田社長の全画像(13枚)画像ギャラリー

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