■C5Xの開発には日本人デザイナーも参加
実は、シトロエンC5Xの開発プロジェクトには、ひとりの日本人デザイナーが腕を振るっている。それがカラー&マテリアルを担当した柳沢知恵氏だ。今回の日本でのC5Xの発表に合わせて帰国し、発表会イベントにも参加。
デザインに込められたシトロエンの世界観をメディアやシトロエンファンに語ってくれた。今回のシトロエンの内装には、シェブロン柄が多くモチーフになっていることは、すでに解説しているが、そのデザイン開発に尽力した人物なのだ。
彼女は、自動車開発のデザイナーとして、日産自動車でキャリアをスタートしているが、日産在籍中にルノーに出向。ルノーでのデザイン開発にも従事した経験を持つ。
その後、シトロエンC4カクタスのデザインに惚れ、仏のシトロエンに転職を果たした。現在もフランスに在住し、新たなシトロエン車の開発に携わっている。ユーザーの常に目に触れ、シトロエンらしさも左右するデザインに日本人が関わっているのは、シトロエンファンにも嬉しいエピソードではないだろうか。
柳沢氏によれば、ボディカラーに関しては、フラッグシップのC5Xの世界観を高めるため、落ち着いた色が選ばれるという。ただ、幅広い世代の人たちの乗って欲しいため、鮮やかなブルーの「ブルーマグネテック」も用意したとのこと。
さらに内装のコーディネートは、外装色に合わせて用意したとのことだが、日本仕様は、右ハンドル車の生産の関係もあり、シートの表皮や装備が限定されるため、彼女のセレクトした色の世界観のすべてを楽しむことができない。この点は少しばかり残念だ。
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