デザインイマイチ!? けど歴代最速ペースで売れてます 日産新型エクストレイル ライバルとも比較してわかった新たな魅力とは?

■清水草一による「ひと言」判定! 新型エクストレイルvs強力ライバル

●VS トヨタ ハリアー

トヨタ ハリアー(299万~504万円)
トヨタ ハリアー(299万~504万円)

 ルックスは都会的でエレガントなハリアーの圧勝。インテリアもエクストレイルといい勝負だ。ハリアーは2Lガソリンなら299万円から買える点も有利。

 ただしハリアーは、2.5Lハイブリッドを含め、走りのダイレクト感に関しては、エクストレイルに完敗している。

 一般受けのハリアー、マニア受けのエクストレイルと言ったところだろうか。

●VS トヨタ RAV4

トヨタ RAV4(277万4000~410万6000円)
トヨタ RAV4(277万4000~410万6000円)

 RAV4も2Lガソリンなら277万円から。最安で320万円(e-POWERのFF)のエクストレイルは、価格面での競争をある程度捨て、先進性で勝負しているのだろう。

 RAV4は「アドベンチャー」グレード等でタフさを強調しているが、それに関してはe-4ORCEのエクストレイルが、メカのホンモノ感で上回っている。

 安さのRAV4、気合のエクストレイルだ。

●VS マツダ CX-60

マツダ CX-60(299万2000~626万4500円)
マツダ CX-60(299万2000~626万4500円)

 サイズはCX-60のほうがだいぶデカく、見た目の押し出しやデザインの質感で圧勝。しかし乗り心地となればエクストレイルの完勝だ。

 メカは、e-4ORCEという超先進的ハイブリッドで攻めるエクストレイルに対して、CX-60は古典的なサウンドを奏でる直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド。性格が180度違う。まさに未来対古典。好みで選んでネ!


【番外コラム】エクストレイル「AUTECH」にも乗った!

メタル調フィニッシュパーツを随所に使い「プレミアムスポーティ」を訴える
メタル調フィニッシュパーツを随所に使い「プレミアムスポーティ」を訴える

 エクストレイルなら「オーテック」もアリだ。フロントグリルはドットパターンに変更され、スポーティさを演出するメタル調フィニッシュパーツを前後左右に装着。インテリア含め全体に落ち着いた大人のイメージとなっている。

オーテックの内装は全体的に落ち着いた大人なイメージだ
オーテックの内装は全体的に落ち着いた大人なイメージだ

 ホイールは、ノーマルの18インチ(S、X)から20インチへ2インチアップ。タイヤはミシュランプライマシー4。インチアップしても乗り心地は極上のままなのがスゲエ。価格はノーマルより50万円ほどアップでありますが、オーテック、アリです。(清水草一)

●日産 エクストレイル AUTECH 価格:420万5300~504万6800円

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