■日産のe-POWERと同じようにロータリーを
2020年の次期デミオはどんなクルマになるのか。
新型デミオのエンジンラインアップにロータリーレンジエクステンダーEVが加わるのは確実だが、それがどの程度の規模になるかは流動的。クリーンディーゼルから圧縮着火ガソリンエンジンまで揃えるマツダだけに、パワーユニットは選び放題ともいえるからだ。
ただ、2020年といえば世界的にクルマの電動化が本格化している頃でもある。マツダも2030年にはグローバルの販売台数のうち電動化した内燃機関が95%、ピュアEVが5%という経営計画を立てており、ことによるとロータリーレンジエクステンダーEVが主力のユニットになっている可能性もある。
日産はe-POWERを中心に新車戦略を立て、ホンダは2モーターのシリーズハイブリッドをコンパクトクラスにまで広げ、もちろん、トヨタのハイブリッドはPHVを含めてさらに勢力を増す。
そんな状況が予測できるだけに、マツダはロータリーレンジエクステンダーEVをスタートから一気に主力ユニットに持っていくことも考えられるのだ。
それは日産がノートにe-POWERを設定し、(システム自体は以前からあったシリーズ方式のハイブリッドシステムだったが)「新しいEVのかたち」として発売して大ヒットしたのと同じように、デミオも「新型ロータリーエンジン搭載車」を中心に押し出してくる可能性は高い。
マツダらしくデザイン戦略も気になる。
新型アクセラで新たな方向性を示したが、それが2020年のデミオにどう影響するのか。そこもファンにとっては楽しみな部分である。
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