日産 最新GT-Rのデキが感涙モノ 騒音規制クリアのマフラーでも音変わらず!?

■GT-R激走インプレ/ピストン西沢

東京オートサロンの会場に用意された特設コースで、発表されたばかりのGT-R NISMOをドライブするピス兄
東京オートサロンの会場に用意された特設コースで、発表されたばかりのGT-R NISMOをドライブするピス兄

 こんちわっス、ピストン西沢です。GT-R NISMOの2024モデル、皆さんよりもちょい先に乗っちゃいましたのでその走りをお伝えいたしましょう!!

 東京オートサロンの会場の、小さなスペースでの試乗だったけど、2速でガンガン踏んで振り返して向きを変えるなど、GT-Rの進化を充分に確認することができた。

 特にタイトターンの立ち上がりでアクセルを踏んでいった時のフロントの引っ張りが強烈で、2022モデルだったらアクセルを踏んでリアが押し出してアンダーステアが出ちゃうような場面でも、フロントが引っ張ってグイグイ曲がってくれるから、アクセルを早いタイミングで開けていける。

 これ、一般道の山道なんかで絶大な効果を味わえると思うよ!

 クローズドコースだったからドリフト状態に持ち込んだりもしたけれど、いったん姿勢を作ったら、ゼロカウンター状態でアクセルワークで自由自在に向きをコントロールできるんだ。

 ランエボなんかのラリーカーみたいな動き。車重の重さや車体の大きさを感じさせない軽快な操縦性は2022モデルとの大きな違いだね。

 これらはNISMOに装着されたフロントLSDの効果なんだけど、開発陣はこのLSDのセッティングを含めた前後トルク配分制御のチューニングに相当苦労をしたという。

 LSDは決してガチガチではなく、一般道で普通に乗って違和感はないんだけど、これがGTカーとしての使い勝手、乗りやすさにつながっているということ。

 気になる「音」なんだけど、室内で聞こえる音は2022モデルとまったく変わらない。スピーカーから鳴らしているからね。外で聞いた人は「ジェントルな音になっている」と言うけど、室内で聞いて変わらないからまったく問題なし。カーボンシェルのシート、これがカッコもよくてしびれるね!!

(TEXT/ピストン西沢)

●日産 GT-R Pure edition主要諸元
・全長:4710mm
・全幅:1895mm
・全高:1370mm
・ホイールベース:2780mm
・エンジン:V型6気筒DOHCツインターボ
・総排気量:3799cc
・最高出力:570ps/6800rpm
・最大トルク:65.0kgm/3300-5800rpm
・トランスミッション:6速DCT
・サスペンション:F:ダブルウイッシュボーン R:マルチリンク
・タイヤサイズ:F:255/40ZRF20 R:285/35ZRF20

●日産 GT-R NISMO主要諸元
・全長:4700mm
・全幅:1895mm
・全高:1370mm
・ホイールベース:2780mm
・エンジン:V型6気筒DOHCツインターボ
・総排気量:3799cc
・最高出力:600ps/6800rpm
・最大トルク:66.5kgm/3600-5600rpm
・トランスミッション:6速DCT
・サスペンション:F:ダブルウイッシュボーン R:マルチリンク
・タイヤサイズ:F:255/40ZRF20 R:285/35ZRF20

【画像ギャラリー】求められる限り開発は続ける!! 休むことなく進化を続ける日産 GT-R(26枚)画像ギャラリー

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