エクステリアの質感がすこぶる高い!
旧型同様にデイズはスタンダードとハイウェイスターをラインアップ。オーソドックスなスタンダードに対し、スポーティなハイウェイスターというキャラクターは踏襲しているが、躍動感と精度の高さを追求したことによりケタ違いの質感を見せる。
スタンダードとハイウェイスターではエクステリアで差別化が図られていて、最も顕著なのはフロントマスク。
スタンダードがハロゲンで目鼻立ちのハッキリした端正なマスクとなっているのに対し、ハイウェイスターは上下2段式7眼LEDを採用することでシャープかつワイルドな印象に仕上げられている。
エクステリア同様にボディカラーも差別化されていて、スタンダード、ハイウェイスタートも11色をラインアップしているが、ハイウェイスターのみ4タイプの2トーンカラーが設定されている。
新開発のパワーユニットは3種類
デイズのスタンダード、ハイウェイスターには新開発エンジンをベースに3種類のパワーユニットが用意されるのも特筆事項といえる。
■NAエンジン(ベースエンジン)
デイズシリーズ用に新開発された659cc、直3DOHCエンジンは、最高出力52ps/最大トルク6.1kgmのスペックが与えられている。
旧型デイズのNAエンジンが49ps/6.0kgmだったのでそれほどスペックアップしていないように感じるかもしれないがトルク特性を突き詰め、最大で15%アップしているという。
実際に乗ると旧型より明らかにキビキビ走る。最大トルクの発生回転数が旧型が5000rpmだったのに対し、新開発エンジンは3600rpmと1400rpm下がったことで実用域でトルクが出るので、ストップアンドゴーが連続するような渋滞や街中での加速、さらに高速道路での合流区間などでもストレスフリー。走り始めから力強さが感じられるのがいい。
ベースエンジンはスタンダードにのみ搭載。
■NAハイブリッド
今回のポイントの1つがこれ。セレナに搭載されているS-HYBRIDを進化させて搭載。セレナは鉛バッテリーだったが、デイズはリチウムイオンバッテリーに変更したことで、回生エネルギーが約2倍、アイドリングストップ時間が約10%アップ、モーターアシスト時間が10倍以上と大進化している。
ハイウェイスターに搭載されスタンダードには搭載されない。
■ターボハイブリッド
ベースエンジンをターボで過給することで、64ps/10.2kgmをマーク(旧型は64ps/10.0kgm)。こちらもNAエンジン同様にトルク特性にこだわり、全域でトルクの発生回転数が下がっているのでスペック以上の加速感を味わえる。
そしてこのターボエンジンに進化したS-HYBRIDを組み合わせることで、気持ちのいい走りと燃費性能を両立することに成功し、デイズの大きな魅力のひとつとなるハズだ。
どのエンジンも新開発のCVTとの相性はよく、走りの質感がかなり高い。
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