新型3代目から日本導入も予想されているレクサスGX。LXとRXの間を埋めるSUVとして北米ではプラド相当のレクサスとして2代続いていたモデルだが、新型は日本導入の場合、価格は1000万円超えとなりそうだが、その期待を語ってもらった。
文/九島辰也、写真/レクサス、ベストカーWeb編集部
■レクサスの目指すべき新たな道が「アウトドア」!
レクサスが新たなブランドイメージをつけようとしている。それはアウトドア感。これまでラグジュアリー路線と走りのパフォーマンスに焦点を当ててきたが、新たにそんなジャンルが加わった。
例えば、それは2023年年初の東京オートサロンと併催された東京アウトドアショー2023を見ればわかる。レクサスブースに飾られたのは新型RXと従来型GX、それとバギー。しかもそのどれもがアウトドア仕様に激しくカスタムしてあった。5月に軽井沢で行われたアウトドア系イベントでもそう。RXとマッドテレインを履いたBEVのRZが展示されていた。
その背景には彼らの新たなコンセプトがある。“オーバートレイルプロジェクト(OVERTRAIL PROJECT)”というやつだ。これはカーボンニュートラル社会に向けて、自然と共生するライフスタイルのひとつを提案するもの。
よってエコなパワーソースのSUVをベースにアウトドア感を満載する。“オーバートレイル”は“オーバーランド”と“トレイル”の造語だが、どちらもアメリカではよく使われる単語だ。個人的にはジープを思い浮かべるが。
■日本でも新型GXは人気となること必至か
そしてこのプロジェクトの一環として2022年、レクサスはLX600で「BAJA(バハ)1000」に出場した。BAJA 1000とは、バハ・カリフォルニア半島の道なき道を走って縦断するレースだ。
かつてロス・カボスでシボレーのバハマシンに乗せてもらったことがあるが、それは相当特殊なものだった。なんたってサスペンションストロークが1mを超えていたのである。
と言ったストーリーのなか、レクサスは新型GXを発表、2023年秋から世界各国で順次販売をスタートする。実車を公開したのはテキサス州オースティンというから、USトヨタのお膝元だ。
ご存じの方も多いと思うが、このクルマはランドクルーザープラドの兄弟車となる。北米ではずっと前から売られていて、アメリカで何度か乗ったことがある。
ランクル300のレクサス版であるLXよりもコンパクトサイズなので取り回しはいいのがメリットだ。日本で販売されるニュアンスもあるから、開始されれば人気になることは必至だろう。
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