■LXを踏襲した新型GXのエクステリアデザイン
資料を読み込まずしても新型は従来型とはまったく異なるのがわかる。なんたってベースとなる従来型プラドのリリースから14年も経っている。つまり、その間インターフェイス、運転支援システムのアップグレードはあったにせよ、プラットフォームはもちろん、パワーソース、サスペンション周りなどハードウェアに関しては相当進化しているからだ。
事実、プラットフォームはLXと同じ新GA-Fプラットフォームを採用する。その意味でV8を辞め、V6ツインターボを搭載するのは自然な流れなのだが、ここでもLX同様大排気量V8ユニットが姿を消してしまうのは寂しい。
デザインは明らかにLXを踏襲する。あえてスクエアなフォルムにすることで無骨さを感じさせながらそこにラグジュアリーさも注入させている。そこがRXとの棲み分けになっているのだろう。サイズもLX寄りだが、そっちのテイストを強くすることでRXとの差別化を図ったようだ。
憶測だが、GXはきっとサードシートも装備するであろう。RXにロングボディをなくしてもそこがしっかりフォローできる。ただ、そこは新型レクサスTXが補うことも考えられる。ハイランダーベースのTXのほうがRXと同じアーバン系SUVだからだ。
余談だが、北米マーケットで“ランドクルーザー”の名前が復活するのもニュースだろう。あちらでは200シリーズは売っていたが、300シリーズは販売していなかった。
とはいえ、BJジープのあとを受け継いだ“ランドクルーザー”はもはや世界的なビッグネームだけに、それを要望するカスタマーはアメリカにも多いに違いない。
■左ハンドルのプラドを逆輸入車で乗るのも面白い!?
ということで、日本導入が期待される新型GXだが、もしそうなった場合のプライスは気になる。LXのスタートプライスが1250万円だから、GXのボリュームゾーンは1000万円前後になるであろう。ただ、プラドの価格帯を鑑みると、スタートプライスはそこまで高くする必要もない気がする。800万円前後かな?
とはいえ、LXのホームページをご覧いただければわかるが、今は受注停止状態。これまでの注文に対しての生産が追いついていないようだ。であれば、もしGXの日本導入が決まっても早々に納車できる台数は少ないかもしれない。またLXの時のように奪い合いが行われる可能性は高そうだ。
いずれにせよ、こうして選択肢が増えるのは我々カスタマーには嬉しい。さっそく新型GXをワイルドにするカスタムを妄想する。リフトアップしてオフロードタイヤを履いて、キャリアとヒッチメンバーを付けて……なんて感じだ。
ただ、もし新型プラドをUSトヨタが販売するのであれば、裏技はその逆輸入車だろう。左ハンドルのプラドをワイルドに仕上げるのもかなり楽しそうだ。
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