■ホンダがEVに本気を出し始めたかも!
こうしたホンダの動きは、内燃機関ベースのTNGAプラットフォームの延長でbZ4Xを作ったトヨタが苦難に突き当たり、ギガキャストやアリーンOSを含むまったく新しいBEVプラットフォームへ移行しようとしている姿と似ている。
いっぽうでホンダは、EV開発で提携関係にあったGMとの仲も見直し、北米向け量販EVに使うとされていたGM製プラットフォーム「アルティウム」の採用を断念した。
その理由は定かではないが、アルティウムについては生産が軌道に乗っておらず、GM自体が自社向けの需要すらまかなえていないという声がある。中国勢が全開でアクセルを踏む続けるEV市場において、「この速度感では勝負に勝てない」とホンダが感じたとしてもおかしくはないだろう。
実際ホンダは、CES開幕と合わせて、カナダのオンタリオ州に独自の電池工場と作ると発表した。手を組むのはアルティウム時代から知見を共にした韓国のLGエネルギーソリューション。既存の米オハイオ工場と合わせて、ここが新生ホンダのEV生産拠点となることは間違いないだろう。
新年早々ホンダが発表した2台のEV。2040年に完全EVメーカーになるホンダが、いよいよ本気を出したといういうべきかもしれない。
【画像ギャラリー】ゼロシリーズ「サルーン」「スペースハブ」のお姿はこちら!(24枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方