ゴツさが消えて優等生に? [手の届くBMW]1シリーズがついに4代目へフルモデルチェンジ!

ゴツさが消えて優等生に? [手の届くBMW]1シリーズがついに4代目へフルモデルチェンジ!

 BMW 1シリーズが4代目にフルモデルチェンジした。本国ドイツで10月に発売予定というから日本発売は年を越しそう。それにしてもエクステリアからゴツさが消えて、ちょっと優等生になってないか?

文:ベストカーWeb編集部/写真:BMW

■フロントノーズが低くなり押し出し感が消えた?

BMW新型1シリーズ
BMW新型1シリーズ

 プレミアムコンパクトの市場を切り開いたBMW 1シリーズがフルモデルチェンジを果たした。4代目はダイナミックなデザインと大幅に改善されたシャシー技術、高効率エンジンと48Vマイルドハイブリッドによる環境性能、ライフサイクル全体に渡る持続可能性といった点で進化を遂げているという。

 外観は、長いボンネットと後方に配置されたキャビン、ダイナミックなルーフラインと力強いリアエンドが特長。全長は42mm長くなり4361mmに、全幅は1800mmで変わらず、全高は1459mmで25mm高くなった。ホイールベースは2670mmだ。

 フロントノーズは先代よりも低くなり、スポーティさを増しているというが、特長でもあったゴツいキドニーグリルが小ぶりになった分、迫力は減ったようにも思える。

 標準のLEDヘッドライトは、デイタイムランニングライトとターンインジケーターが目立つ垂直要素を備えており、オプション設定されるアダプティブLEDヘッドライトは、対向車などにまぶしさを感じさせないマトリックスハイビームとコーナリングライト機能、青いアクセントを特徴としている。

■主力グレードは48Vマイルドハイブリッド

M135 xDriveの後ろ姿。4本出しテールパイプが迫力
M135 xDriveの後ろ姿。4本出しテールパイプが迫力

 インテリアでは、持続可能性を考慮して標準トリムからレザーを廃止した。とはいえたたずまいにチープさはなく、大人5人が快適に移動できるスペースを備える。

 ダッシュボードに鎮座するメーターパネルは、10.25インチと10.7インチの液晶を並べたカーブドディスプレイ。全体的に物理スイッチ類が減り、BMW謹製のインターフェースiDriveは「クイックセレクト」を備える最新バージョンへと進化した。

 もちろんボイスコントロールにも対応しており、ナビ設定やエアコン操作などは自然な話し言葉で対応できる。

 主力となるグレードは3気筒ガソリンの120(170ps)と4気筒ディーゼルの120d(163ps)で、それぞれ48Vマイルドハイブリッドが組み合わされる。トランスミッションは7速ステップトロニックだ。

 トップグレードがM135 xDriveとなるのは現行モデルと同じ。300psを誇る4気筒ガソリンエンジンで、スポーツステアリングとインテリジェント4WDを組み合わせたアダプティブMシャシーを採用する。ホイールは19インチ、4本出しテールパイプで、0-100km/h加速は4.9秒だ。

 新型1シリーズは本国ドイツで2024年10月に発売を開始するという。日本への導入時期は未定だが、年を越した2025年春頃が濃厚だ。できれば値上げせず、今回のモデルについても「手の届くBMW」であってほしいものだ。

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