■ワークスの解散、そしてパジェロは絶版に
三菱自動車は、2000年と2004年に大規模なリコール隠しが発覚、その後は経営状態が芳しくありませんでした。
また、日本の国内経済全体も下降線をたどっていた時期で、レースシーンで活躍していた他の自動車メーカーのワークスチームが次々と解散していく状況の中、三菱も2008年のパリダカ参戦を最後に、ワークスチームは解散となりました。
その後は、自動車業界全体が、環境性能優先主義へとシフトし、衝突安全基準の強化、および歩行者保護などの流れが強まっていきました。
そんな中でも、年次改良も行いながら、細々と販売していたパジェロでしたが、2019年8月、ついにその歴史に幕を閉じることとなったのです。
■まとめ
栄光の歴史から、本格クロカンSUVとして名声をほしいままにしてきたパジェロは、数々の伝説を残しました。
世界の名車の一つとして、後世に語り継がれるクルマとなるでしょう。三菱のフラッグシップSUVとして果たした役割は大きく、「パジェロの伝説」は、今後の三菱のクルマ作りにも、きっと受け継がれていくことでしょう。
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