【キューブ、VW、BMW…】 高騰間違いなし!? 狙い目中古ヴィンテージモデル 15選

■今なら100万円台! BMW 3シリーズ(E30)

 バブル景気で湧いた1980年代後半に「六本木のカローラ」との異名を取った6世代前のBMW3シリーズ。

 今となってはあり得ないほどコンパクト&スリムで、SOHCながら鋭く吹け上がるエンジンを軽量な車体で楽しめるということで、近年は一部で地味に人気。

 同世代のM3は1000万円級まで値上がりしてしまっているが、通常の3シリーズであればまだ100万円台前半。このクルマの侘びた味わいは、今後さらに際立っていくだろう。

●価格:70万~160万円

■四角いボディがカッコいい。ボルボ240エステート

 1974年から1993年まで製造販売され続けた長寿車。デビューは1974年だが基本となる設計とデザインは1966年登場の140シリーズに類似しているため、そのクラシック感は“なんちゃって”ではないリアルなもの。

 240のあとに登場した740や940は中途半端に新しめでデザインである点が人気の面で災いしているが、“リアルクラシック”である240シリーズは時代が下れば下るほど価値を増すはず。

 今後も充分な整備は必要となるが、部品供給は何ら問題なし。

●価格:50万~240万円

■弾丸スポーツ スマートロードスター

 日本では2003年9月に発売されたスマートのライトウェイトスポーツ。698ccの直3ターボをリアに搭載するというのは同時期のスマートフォーツーと同じだが、ボディやシャシーは専用設計で、エンジンも専用チューン。

 一般的には不人気だが、その走りの小気味よさとデザイン性にホレ込む人は一部に確実に存在し、まるで地下アイドルのような人気が続いている。流通量的には絶滅傾向なのだが、絶滅近しとなれば相場は大きく上がるかもしれない。

●価格:80万~190万円

■今はなき2シーター ミニ ロードスター

 BMW製となった現代のミニに2011年に追加された2シーターオープン。同じミニの4座オープンである「コンバーチブル」は電動式のソフトトップを採用しているが、こちらのトップは軽量化のため硬派な手動式。

 4人乗りのコンバーチブルはそれなりの人気モデルに育ったが、2座のロードスターは人気薄のためソッコーで廃番に。だが一般的なクルマのサイズが大型化していくにつれ、この小ぶりなロードスターの中古車が再評価される可能性はある。

●価格:150万~190万円

■ブリティシュライトウェイトのお手本。MG B

 英国のスポーツカーブランドであった「MG」が1962年から1980年まで製造販売した2座式のライトウェイトオープン。

 この種のクルマ趣味の「入門用」として適しているだけでなく、「本命」にもなり得る一台であるため、その相場はいつ高騰してもまったくおかしくないのだが、なぜか今も昔とほぼ同じ「150万~200万円ぐらい」というゾーンをキープし続けている。

 ……このままそこをキープしてしまう可能性もあるが、上がる可能性は確かに秘めている。

●価格:130万~200万円

■サイズ感がたまらない ルノー カングー(初代)

 ルノーが1997年から販売しているフルゴネットタイプのMPV。現在は、さまざまな理由で初代より大柄になった2代目のカングーが販売されており、遠からず登場する3代目はさらに大型化されるはず(同時に電動化も進むらしい)。

 となると、小ぶりながら使い勝手がよく、なおかつ「フルゴネットなのに走りが超絶素晴らしい!」ということで知られる初代の中古車相場は ──低走行物件に限ってだが── じりじり上がることになりそうだ。

●価格:20万~180万円

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