最新BMW1シリーズ試乗!! FFになってどう変わった??


 2004年に欧州Cセグメントに送り込まれその歴史が始まった、BMWの最もコンパクトなモデル、1シリーズ。

 2011年6月に登場した2代目を経て2019年に登場した3代目は、これまでBMWがこだわり続けてきたFR(後輪駆動)からFF(前輪駆動)に転換されたことが一大事件として耳目を集めてきた。

 今回の試乗で明らかにしたいのもそこだ。新型1シリーズはFFになっても、抱いた不安を払拭できるような“FUN”な走りを魅せてくれるのか?

 先代FR1シリーズオーナーでもある自動車評論家 鈴木直也氏がチェック!!!

【画像ギャラリー】BMWファンを、クルマ好きを納得させられるのか!? 新型1シリーズの画像を ギャラリーでチェック!!!

■新型BMW1シリーズのラインナップと価格
・118i(7速DCT・5ドア)…334万0000円
・118i Play(7速DCT・5ドア)…375万0000円
・118i M Sport(7速DCT・5ドア)…413万0000円
・M135i xDrive(8速スポーツAT・5ドア)…630万0000円
※価格はすべて税抜

※本稿は2019年12月のものです。試乗日:11月22日
文:鈴木直也/写真:ベストカー編集部/撮影:奥隅圭之
初出:『ベストカー』 2020年1月10日号


■FRの1シリーズ vs FF+最新技術の1シリーズ

 新しいBMW1シリーズの駆動方式がFFに変更されたことで、CセグコンパクトからFRが絶滅。「1もふつうのクルマになっちゃったねぇ」と嘆く声が聞こえてくる。

 かくいうボクもそのうちのひとりで、つい先日先代118dを駆け込み購入したばかり。

 アタマが古いので「駆け抜ける歓びはやっぱFRでなくちゃ」という固定観念で衝動買いしてしまったのだ。

今回は先代FR1シリーズオーナーでもある鈴木直也氏が試乗。FFに変わって、ぶっちゃけどーなのよ!?

 とはいえ、BMWの最新テクノロジーが盛り込まれた“FFの1シリーズ”にも興味津々。今回は「旧型オーナーの目で見た新型1シリーズ」という視点でインプレッションを報告してみよう。

■大きく変わった室内を見る

 さて、ショールームへ行けば誰でも一発でわかる新型1シリーズの美点は、インテリアスペースがどーんと広がったことだ。

 ホイールベースは20mm短縮されているのに、横置きエンジンの利点で室内長(特に後席レッグスペース)は10cm以上拡大。

 先代F20型の後席はBセグハッチ並みだったが、新しいF40型はCセグ標準(例えばゴルフ)の充分なスペースが確保されている。

前席の足元は先代型より42mm拡大されたことで、乗降性が格段に改善されている。ドライバー志向のコックピットであることはこれまでと変わっていない
ホイールベースでは先代型よりも20mm短くなっているのだが、逆に後席のニースペースが33mm拡大されているのはFF化による恩恵だと言えるだろう

 もうひとつ、インパネ周りのデザインと機能が圧倒的に進化している。

 BMWのインテリアは少し前までかなり保守的だったが、最新世代はインパネ表示や操作系デザインが派手ハデ。

 先代F20型から乗り替えると、ものすごくモダンでフレッシュな印象がある。

 この新鮮さが新型1シリーズの大きな魅力。その前で「FRがー」とか言ってると、「守旧派ですね」と笑われそうな勢いがある。

新型118iのインテリア。先代F20型に比べ、全体的にモダンな印象が強められ、最新版BMWの流儀に則ったデザインを採用している。室内スペースは、FF用プラットフォームの採用により、先代型よりも前席の足元が42mmも拡大されている

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