【新型ヤリス正式デビュー!!】 誇りを持って乗れる革新的コンパクトに進化

【新型ヤリス正式デビュー!!】 誇りを持って乗れる革新的コンパクトに進化

 2020年2月10日、新型ヴィッツが世界統一名のヤリスに車名を変えて発売することが正式にリリースされた。

 事前予約はすでに昨年(2019年)11月7日から始まっており、納期がすでに3月上旬までずれ込んでいることはすでにお伝えしてきた通りだが、ここでは今一度、諸元や機能、カラーバリエーションなどを中心に、生まれ変わったヤリスの魅力に迫ってみたい。

【画像ギャラリー】カラーバリエーションは全18色! 新型ヤリスの外観・内装・ボディカラーをギャラリーでチェック!!!

※本稿は2019年12月のものです
文:ベストカー編集部/写真:TOYOTA
初出:『ベストカー』 2020年1月26日号


■ハイブリッドのWLTCモード燃費は驚異の36.0km/Lを実現

 コンパクトカー向けのTNGAプラットフォーム(GA-B)を初めて採用するなどすべてを一新。

ボディサイズは全長3940×全幅1695×全高1500mm、ホイールベース2550mmで、ヴィッツよりもホイールベースが40mm長くなっている。エクステリアはクロアチア人デザイナーによるもので、従来型以上にアグレッシブで躍動感を際立たせるものとなっている
TNGA初のGA-Bプラットフォームを採用。WRCマシンのベースになる強固なシャシーだ

 直3、1.5Lエンジンは、純ガソリンエンジンもハイブリッドも熱効率に優れたダイナミックフォースエンジンで、こちらも新開発ユニット。

 直3、1Lのみヴィッツからのキャリーオーバーだが、こちらも大幅改良が加えられている。

 1.5LハイブリッドはWLTCモード燃費がなんと36.0km/L。

 市街地モード37.5km/L、郊外モード40.2km/L、高速道路モード33.4km/L(すべてハイブリッドX)で、実燃費に近いWLTCモードでこの数値は驚異的だ。

小径ステアリングとフードレスのメーターパネルが特徴
クッションの厚みがあるシートで座り心地はいいが、必要以上の広さは追求していない

 また、ADAS(先進運転支援システム)も充実しており、交差点右折時の対向直進車や対向横断者も検知する進化型のトヨタセーフティセンスをいち早く採用したほか、トヨタ初の高度駐車支援システムも搭載。

 トヨタが目指した「誇りを持って乗れるコンパクトカー」にふさわしい装備内容となっている。

夜間の歩行者と昼間の自転車にも対応し、交差点右折時の対向車や対向横断者も検知する最新型のトヨタセーフティセンスを採用している

■ボディカラーは2トーン含めて全18色 価格は154万3000円から

 価格は下表のとおりで、1.0X“Bパッケージ”以外はトヨタセーフティセンスが全車標準装備。ホイールはグレードにより14、15、16インチ(オプション)の3パターンがある。

 それでいて1.5Lガソリンで154万3000円スタートという価格は相当魅力的だ。

助手席の下に物入れが設置されるほか、座面の前にストッパーを出すことで荷物が前に滑り落ちるのを防ぐとともに、写真のように傘を固定することもできる。細かな工夫が満載だ
フロアが上下二段式となっているトランクルーム。コンパクトクラスとして平均的な広さだが、背の高いものも積みやすい設定となっている
乗り降りしやすいターンチルトシートもオプション設定

 全18色も用意されるボディカラーの豊富さも「選ぶ楽しさ」を広げてくれるだろう(一部有料色。詳しくはギャラリーで!)。

 新型フィット(こちらも先行予約絶好調!)とほぼ同時期の発売で、両車の売れゆき争いは激しくなりそうだ!

■トヨタヤリス グレード・価格表

※ハイブリッドの4WDはE-Four

■トヨタヤリス 主要諸元

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