GT-R50 byイタルデザインは残りあとわずか!! お値段1億3000万円超!??

残り数台で先着順から抽選に変更

 GT-R史上最も高価なロードカーとなる「Nissan GT-R50 byイタルデザイン」の受注は開始されているが、まだ数台がオーダー可能であることが明かされている。そう、今なら、まだ間に合うかもしれないのだ。

 では、具体的な購入の手順がどのようになるかというと、最初に行うのは、メールの送付となる。

インテリアはセンターコンソール、メーターパネルなどデザインが変更されている。使用する素材、色などはお金さえ払えばフルオーダーが可能だ

 このGT-Rは、日産ディーラーでは販売しておらず、日本での窓口は、ロータスやモーガンなどの輸入元である「エルシーアイ」となる。

 そのコンタクト方法は、「Nissan GT-R50 byイタルデザイン」の公式WEBに記載されている専用メールアドレスのみとなっているからだ。

 これまでは先着順で購入の受付を行っていたが、残り数台となった2020年2月現在、抽選により購入者が決定されるという。その抽選に参加するためには、100万円のデポジットが必要だ。もちろん、落選した場合には、返金されるのでご安心を……。

世界に1台だけのGT-Rを手にする愉悦

 当選すると、いよいよ打ち合わせが、スタート。その際、日本の販売担当者は、イタリアより来日したイタルデザインのデザイナーを伴い、購入希望者の元を訪問する。

 そこで、色やハンドル位置、リアスポイラーのタイプ(可動式または固定式)など、希望する仕様のヒアリングを行う。

同じモデルを2台として販売しないのがポリシーゆえ、どのクルマもオーナーにとって世界で1台のGT-Rとなる。マットカラーも好きなものがオーダー可能

 帰国したデザイナーは、そのオーナーの希望を基に3Dソフト上で、オリジナルのGT-Rを制作する。

 2回目のミーティングで、購入希望者にVRゴーグルによるバーチャル空間での車両確認をしてもらい、さらに内装のマテリアルなど、更なる詳細な仕様を詰めていくことになる。 

 同車は、フルオーダーメイドとなるため、ボディカラーはもちろんのこと、インテリアでは、カラーや生地、メタルトリムなどが、ユーザーの好みに合わせて自由に選択することができる。

 エルシーアイの販売担当者によれば、「基本としてお客様のニーズは、断らない」という。もちろん、そのぶんの費用は、しっかりと価格に反映されていく。まさに天井知らずの世界だ。

 1億3000万円の仕様は、プロトタイプのものが相当するが、現時点で同仕様を選ぶ人は存在せず、誰もがまったく異なる独自仕様を望んでいるとのこと。

 さらに、イタルデザインとしても、同じ仕様のGT-Rを2台は作らないことを決めており、同じ白のGT-Rといっても、すべての色味や仕様などが異なるように、サポートしてくれる。

ボディサイズ、スペックなどは決まっているが、仕様に関してはオーナーの好みをそのまま盛り込むことができるのは超高額車として満足度が高い

 つまり購入者は、世界に1台だけのGT-Rを手にすることができるのだ。

 2回目のミーティングで、仕様と価格が決定すると、総額の約3割を支払うことで発注することができる。原則的には、支払いは3分割で納めてもらうことになるが、顧客の中には、注文時の一括払いを希望する人もいるというから驚きだ。

 ちなみに、これまでに打ち合わせの途中で、購入を断念した顧客は皆無だそうだ。

日本ぶんの納車は2021年末頃の開始予定

 納車まではかなりの時間を要するが、購入者が望めば、イタリアで工場見学が行えるほか、小まめに生産状況を知らせる写真付きのレポートも送られるという。

 限定車の生産は、2020年3月から開始され、2020年末には第1弾の納車が行われる予定だが、日本への上陸には、もう少しの時間が必要となる。

GT-R50 byイタルデザインはGT-Rの50周年だけでなく、イタルデザインの50周年を記念するモデルとして登場

 現時点の予定では、日本向けの出荷は、2021年夏からとなり、納車開始も2021年末頃になるだろうとのこと。

 登録及び納車までは、エルシーアイが担当し、ユーザーに直接届けるという。現時点では未定だが、納車時のサプライズを検討していることも明かしてくれた。

 日産自動車では、ユーザー層や日本での販売台数など、この特別なGT-Rの情報を秘密としているが、日本ユーザーの多くが左ハンドルを選択しているという情報をキャッチすることができた。

 日本車なのに、なぜ左ハンドルなのか……。この辺りは、オーナーの愛車事情や将来的な思惑が伺えるところだろう。

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