GT-R50 byイタルデザインは残りあとわずか!! お値段1億3000万円超!??

修理費もスペシャル

 購入後のメンテナンスと修理は、全国26か所のNISMOパフォーマンスセンターが受け持つ。ただし、事故の際は、イタルデザインの「フライング・ドクター」制度に基づき、緊急対応が行われる。

 これはイタルデザインからメカニックが来日し、必要なパーツを調査。その後、イタリアでワンオフ製作したパーツを日本へと送り、イタルデザインのメカニックが修理を行うことになる。そのため、修理費も、かなり高額になることが予測される。

GT-R NISMOの3.8LのV6ツインターボであるVR38DETTは最高出力が+120psの720ps、最大トルクは、+13.0kgmの79.5kgmにスペックアップ

GT-R50 byイタルデザインは日本車ではなくイタリア車

 最も気になるのは、販売元が日産ではないことだろう。これは、日産GT-Rの特別仕様車とはいえ、このクルマの生産メーカーは、イタルデザインとなり、同社の製造番号が与えられる。

 つまりNissan GT-R50イタルデザインは、紛れもないイタリア車なのだ。このため、日本でも輸入に対する手続き及び検査が必要となるため、餅は餅屋ということで、エルシーアイが担当するわけだ。

GT-R NISMOをイタリアに送り、架装後に日本に輸送するということで大きなトラブルや事故などがあると修理費等が高くなるこのは要覚悟

 ただ限定車のベース車となる「GT-R NISMO」は、もちろん、日本で組み上げられたものだ。それをトリノにあるイタルデザインの工場へと輸送。「Nissan GT-R50 byイタルデザイン」へと生まれ変わるのだ。

 そういう意味では、世界一長い生産ラインを持つ日本車ともいえそうだ。

 もしあなたがこのGT-Rの購入を望むなら、 とにかく、 1分1秒でも早く、メールを送ることをお勧めしておく。あなたのライバルは世界中に存在するのだから……。

【 GT-R50イタルデザイン主要諸元】
■全長×全幅×全高:4784(+94)×1992(+97)×1316(-54)mm
■ホイールベース:2780mm
■最高出力:720(+120)ps/7100rpm(GT-R NISMO:6800rpm)
■最大トルク:79.5(+13.0)kgm/3600~5600rpm
■タイヤサイズ:フロント 255/35R21(255/40R20)/リア 285/30R21(285/35R20)
■価格:1億3000万円~

日産がGT-Rに関してカロッツェリアなどとコラボするのは初めの試み。世界限定50台ゆえ目にするのは難しいかもしれない

【画像ギャラリー】トヨタとイタルデザインが共同開発した幻のハイブリッドスポーツカーのアレッサンドロボルタ

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