修理費もスペシャル
購入後のメンテナンスと修理は、全国26か所のNISMOパフォーマンスセンターが受け持つ。ただし、事故の際は、イタルデザインの「フライング・ドクター」制度に基づき、緊急対応が行われる。
これはイタルデザインからメカニックが来日し、必要なパーツを調査。その後、イタリアでワンオフ製作したパーツを日本へと送り、イタルデザインのメカニックが修理を行うことになる。そのため、修理費も、かなり高額になることが予測される。
GT-R50 byイタルデザインは日本車ではなくイタリア車
最も気になるのは、販売元が日産ではないことだろう。これは、日産GT-Rの特別仕様車とはいえ、このクルマの生産メーカーは、イタルデザインとなり、同社の製造番号が与えられる。
つまりNissan GT-R50イタルデザインは、紛れもないイタリア車なのだ。このため、日本でも輸入に対する手続き及び検査が必要となるため、餅は餅屋ということで、エルシーアイが担当するわけだ。
ただ限定車のベース車となる「GT-R NISMO」は、もちろん、日本で組み上げられたものだ。それをトリノにあるイタルデザインの工場へと輸送。「Nissan GT-R50 byイタルデザイン」へと生まれ変わるのだ。
そういう意味では、世界一長い生産ラインを持つ日本車ともいえそうだ。
もしあなたがこのGT-Rの購入を望むなら、 とにかく、 1分1秒でも早く、メールを送ることをお勧めしておく。あなたのライバルは世界中に存在するのだから……。
【 GT-R50イタルデザイン主要諸元】
■全長×全幅×全高:4784(+94)×1992(+97)×1316(-54)mm
■ホイールベース:2780mm
■最高出力:720(+120)ps/7100rpm(GT-R NISMO:6800rpm)
■最大トルク:79.5(+13.0)kgm/3600~5600rpm
■タイヤサイズ:フロント 255/35R21(255/40R20)/リア 285/30R21(285/35R20)
■価格:1億3000万円~
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