SUPER GT500で活躍する現役レーシングドライバー・名取鉄平(アーティスト名:TEPPEI)が、新曲「Daybreak」をリリース。自身初のミュージックビデオにも挑戦し、モータースポーツファンと音楽ファンの双方から注目を集めています。その制作背景と想いを取材しました。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
現役レーサーが音楽活動に本気で挑む理由
SUPER GT500クラスにNISMO/KONDO RACING TEAMから参戦する名取鉄平選手が、2025年より音楽活動を本格始動。アーティスト名「TEPPEI」として発表した2作目となる新曲「Daybreak」は、夜明けの光と前進する勇気をテーマにした一曲です。
「今回は初めて、自分自身の実体験をもとに楽曲を制作しました。当時の片想いや葛藤を、夜明けと重なる希望として描きました。悩んでいる人に少しでも寄り添えれば嬉しいです」と名取選手。
サーキットでの緊張感と、音楽で表現する感情の細やかさ。一見かけ離れた世界ですが、どちらも「本気で挑み、限界を超える」という姿勢は共通しています。
初ミュージックビデオで感じたプロの凄み
今回、初めてのミュージックビデオ撮影にも挑戦。衣装はレーシング活動で縁のあるスポンサー、BALR.やPOWER ℃ GEARのアイテムを使用し、自身のルーツを大切にしています。
「撮影現場では、カメラマンやスタッフさんの仕事に感動しました。編集まで含め、プロの手によって映像が形になる過程は本当に刺激的でした」と振り返ります。
特にラストサビのシーンでは、偶然にも美しい空が広がり、その瞬間を切り取ることができたそうです。まさにタイトル「Daybreak」を象徴するワンカットとなりました。
モータースポーツファンへの新たなアプローチ
モータースポーツファンにとって、レーサーの私生活や想いを知る機会は多くありません。今回の楽曲とMVは、名取選手の人間的な魅力を伝える貴重なコンテンツとなっています。
SNSでは「レースでの勇姿と音楽のギャップがいい」「サーキットの緊張感とは違う表情が見られる」といった声も。音楽活動が、モータースポーツの裾野を広げる新たなきっかけになりそうです。
「1曲目は手探りでしたが、今回は自分の方向性が見えた自信作です。ぜひ多くの方に聴いていただきたいです」と名取選手。MVの公開情報は公式SNSで随時発信される予定です。
まとめ
GTドライバーの枠を超え、音楽でも“限界突破”を続ける名取鉄平選手。走りと音楽、その両方から目が離せません。

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