月に200店ものディーラーを周り「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。
今回まずは、今年2020年に発売する新型車の計画について、トヨタとホンダの最新情報をボリューム増し増しでお届け。
そのほか、日産の新型デイズルークス、ロッキーやライズなど最近デビューした新型車の売れ行き、N-BOX販売台数首位奪還! の話題も交えお伝えする。
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※本稿は2020年1月のものです
文:遠藤 徹/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年2月26日号
■2020年のトヨタはSUVのフルラインナップ化が目玉!
今年のトヨタはSUVの世代交代、新規モデルの投入、追加モデルの設定による商品ラインナップのさらなる強化が柱になりそうです。
4~6月はダイハツからのOEM供給による軽SUV「新型ピクシスジョイ」、ハリアーの世代交代、そして夏には「ランドクルーザー300」の発売などが予想されます。
新型ピクシスジョイは「ダイハツ・タフト」のトヨタブランドバージョンとなりそうです。
ハリアーはキープコンセプトながら、よりクォリティアップを図り、サイズも若干拡大して上級シフトすることで、RAV4とのコンセプト分けを明確にします。
パワーユニットは2Lターボ、2.5Lガソリン&2.5Lハイブリッドを搭載します。なお、7月にはRAV4にPHV仕様を追加する予定です。
ランドクルーザー300は基本的にキープコンセプトですが、やや直線を強めたボディラインになりそうです。ラダーフレーム構造を継続し、パワーユニットは現行の4.6L V8から3.5Lハイブリッドに変更する見込みです。
■トヨタ 新型ヤリスの先行予約は絶好調! 納期は4月にずれ込む
トヨタが2月10日に発売開始する新型コンパクトハッチ「ヤリス」の先行予約が絶好調です。すでに昨年(2019年)11月上旬から先行予約を開始していて、1月中旬現在の納期は3カ月待ちの4月中旬以降にずれ込んでいます。
パワーユニットは1L、1.5L、1.5Lハイブリッドで、いずれも平均してコンスタントに引き合いが多い状況にあります。
2月以降は月間受注台数が1万5000台ペースで、トヨタ全系列店扱いとなる5月以降は2万台ぺースで売れることが予想され、登録車と軽自動車を含めた車名別販売ランキングのトップに浮上する見通しとなっています。
■日産 今月末にも次期型デイズルークスの先行予約開始か
日産は1月末にも2月中旬発表、3月発売予定の次期型デイズルークスの先行予約をスタートさせる見通しです。
次期型は現行デイズと同じプラットフォーム&基本コンポーネントを採用します。
また、次期型からハイトワゴン「デイズ」とのコンセプト分けをより明確にするため、車名からデイズを取った「ルークス」として分離する見込みです。
■現行デイズルークスが在庫一掃セールで格安に
現行デイズルークスは昨年末をもって生産中止しました。
1月中旬現在は在庫が残っていますが、選べない仕様が店舗によってはあります。在庫車はナビ、ETC付きだと25万円以上の値引きが可能になっています。
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