■2020年度はN-ONE、ヴェゼルのフルモデルチェンジなどによる新型車を投入
ホンダは2020年度(2020年4~2021年3月)のニューモデル展開で、9月にN-BOX、10月にオデッセイをそれぞれビッグマイナーチェンジ、11月にN-ONEをフルモデルチェンジ、2021年に入ってからは2月にヴェゼルをフルモデルチェンジする予定です。
N-BOXは現行モデル発売後3年経過でのビッグマイナーチェンジとなります。
このマイナーチェンジは内外装のデザイン変更、新ボディカラー&グレードの設定、安全対策強化などが主な内容となります。
派生モデルのN-BOXスラッシュは発売後6年が経過するので、世代交代する可能性があります。ただ一方、モデル自体を廃止し、SUVテイストモデルに変わることも考えられます。
オデッセイは現行モデル発売後7年が経過していて、本来であればフルモデルチェンジの時期になりますが、今回はビッグマイナーチェンジで手直しします。
デザイン面ではフロントマスクを大幅に変更し、標準モデルと上級スポーツバージョン「アブソルート」のコンセプト分けをより明確にします。
アブソルートは大型のメッキグリルを採用します。ハイブリッドユニットはモーター&バッテリーの小型化によって、さらなる高効率化を図ります。
N-ONEはキープコンセプトで見た目の大きな変化はありませんが、中身はN-BOX同様に新開発のプラットフォームになります。ホンダセンシングはさらに進化させたデバイスを採用します。
ヴェゼルはキープコンセプトでの世代交代となります。現行モデルがヒット作で好調な販売推移を見せていることから、エクステリアデザインは大きく変えない可能性が高いです。
パワーユニットは大幅に改良した1.5L、1.5Lターボ、1.5Lハイブリッドです。1.5Lハイブリッドは新型フィット同様に従来の1モーター方式から2モーターに変更することで、低燃費と走行性能の高次元での両立を目指します。
■N-BOXがトップセラーを奪還!
ホンダのN-BOXは販売台数トップの座を昨年11月にダイハツのタントに明け渡しましたが、翌12月には抜き返してトップセラーに返り咲きました。12月の販売実績は、N-BOXの1万6865台に対してタントは8081台であり、8784台もの大差となりました。
N-BOXは昨年(2019年)10月にマイナーチェンジしており、この結果が12月に顕在化したといえます。
11月のタントは2万1096台で前年同月比90%増と急増して、N-BOXを2288台上回る売れゆきでした。この11月に売りすぎた反動が12月に出た可能性があります。
■トヨタ ライズが登録車の車名別ランキングの2位に急浮上
トヨタがダイハツからOEM供給している新型コンパクトSUV「ライズ」が絶好調の売れゆきをみせています。
2019年12月の登録台数は9117台で、登録車の車名別販売ランキングでは2位に急浮上しているのです。
1位のカローラにわずか61台差に迫りました。1月はダイハツの供給次第でトップを奪還する可能性もあります。なお、1月中旬現在の納期は3カ月待ちの4月にずれ込んでいます。
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