トライアンフがついにジュニアライダー向けの電動オフロードモーターサイクル「TXP」シリーズを発表しました。OSETの技術を取り入れた本格仕様で、成長に合わせて楽しめる設計が特長。子どものバイク入門に最適な一台、その魅力を徹底解説します。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
トライアンフが挑む“次世代ライダー育成”
名門ブランド「トライアンフ」が2025年10月2日に発表したのは、同社初となるジュニア向け電動オフロードモーターサイクル「TXP」シリーズです。対象は未就学児から小学生。従来の「大人の趣味バイク」という枠を超え、家族で楽しめるモーターサイクル文化の創造を目指しています。
TXPは、電動トライアルで実績ある「OSET」の技術を搭載。これにより、子どもの体格や成長段階に応じて調整可能なフレームやジオメトリー、スロットル制御、安全システムを備えています。
2モデル展開で成長をサポート
TXPシリーズは「TXP-12」と「TXP-16」の2モデル構成。
●TXP-12(対象:3〜5歳、税込22万9900円)
軽量22.7kg、シート高445mmと小さなライダーでも安心。PINコードでの速度制御や磁気式セーフティランヤードなど、安全装備も充実しています。最大時速は約22km。
●TXP-16(対象:5〜7歳、税込29万9900円)
出力を765Wに強化し、最高時速は約30km。油圧ディスクブレーキやサスペンションの拡大により、よりアグレッシブな走りを可能にしました。重量は26.2kgと軽量で、冒険心を刺激します。
両モデルともに、座って走る「XPloreモード」と立ち乗りの「Trialsモード」に切り替え可能な2in1モジュラーデザインを採用。成長に合わせ、走りの幅が広がります。
電動ならではの“安心感”と“静粛性”
ガソリン車と比べ、電動モーターサイクルは騒音や排気ガスの心配がなく、家庭の庭や近隣の空き地でも走行しやすいのがメリット。さらにTXPはIP67規格の防水バッテリーを採用し、取り外し・交換も工具不要で簡単です。
保護者向けの管理機能も充実しており、PINコードで出力や速度を細かく制御可能。まさに“親も安心、子どもも夢中”になれる設計といえるでしょう。
未来のライダーを育てる意義
今回注目すべきは「トライアンフが電動バイク市場を次世代育成から攻めてきた」点です。世界的にEVシフトが進む中、幼少期から電動二輪に親しむことは自然な流れ。将来のモーターサイクル文化を支える“土台作り”を担うモデルといえるでしょう。
また、価格設定もエントリーモデルとして現実的。特にモータースポーツ志向の家庭やアウトドア好きのファミリーにとっては、休日の新しいアクティビティの選択肢になりそうです。
トライアンフTXPは、子どもの成長と安全を両立した“本気のジュニア電動バイク”。未来のライダー育成という大きな役割を担う存在です。






























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