永遠の憧れが現実的な価格で手に入る!? スバルの旗艦アルシオーネSVX 今こそ買い時

SVXは限定車も豊富

 デビュー当初はスタンダードグレードの3.3バージョンEと本革シートなど豪華装備を装着した上級グレードの3.3バージョンLの2グレードだった。

 1993年11月には、バージョンEをベースとした限定300台のS40が富士重工40周年記念車として発売され、翌1994年7月には第2弾として同じく限定300台で、S40IIが発売された。

アルシオーネSVXの実質的な最終モデルとなったのが、BBSのアルミホイールを装着したS4で、前期モデルとはフロントグリルのデザインが違う

 同年11月にはバージョンEをベースにBBS鍛造アルミホイールや高級オーディオを標準装備した特別仕様車のS3を限定500台で発売。

 そして、1995年7月にはデザインを変更したフロントグリルや、BBS社製アルミホイールを装着したS4を設定。

 実質的にこのモデルが最終モデルとして1997年まで販売された。それでは、最新のアルシオーネSVXの中古車の状況を見てみよう。

SVXの中古相場は値上がり傾向

 現在、アルシオーネSVXの中古車は約16 台流通となっており、直近3カ月間ほぼ横這いで推移している。

 流通している中古車の平均走行距離は3カ月前の時点で約8.4万km。その後、3月の下旬に約9.1万kmに延び、そのまま横這いとなっている。

SVXはアルシオーネ同様にメインマーケットは北米だった。日本では5000台程度が販売されたという

 さすがに20年以上前のクルマなので、中古車市場への流入が少なくなっている。中古車の平均価格の推移は3カ月前の時点が約126万円。2月の上旬に最安値の約111万円を付けたものの、その後は値上がりして約120万円で推移している。

 平均価格の推移を過去1年という長いスパンで見てみると、1年前の2019年5月は平均価格約104万円だったその後消費税が上がった10月に最高価格となる約145万円を付けたものの、その後は値落ち、現在の約120万円で落ち着いている。

 しかし、1年前の約104万円から見れば、16万円も値上がりしているのだ。今後も緩やかに値上がりしていく可能性は高い。

エクステリアに負けず劣らずインテリアデザインも当時としては斬新。ウッドパネルの使い方など今見ても個性が際立っている

 アルシオーネSVXの中古車の価格帯は約37万~約728万円と非常に幅広い。最高値の中古車は1997年の最終年式で走行距離326kmという奇跡の中古車だ。

 中古車のグレード構成はS4が4台、バージョンEが8台、バージョンLが4台。一部のプレミアム価格の中古車を除けば、ほとんどの中古車は200万円以下となっている。

 こういった物件も今後は値上がりする可能性は高いので、購入を考えているならば最後のチャンスと思ったほうがいい。

 埼玉と京都にアルシオーネSVXを多く扱っている販売店があるので、かなり年月の経った古いクルマゆえに、こういった販売店で相談に乗ってもらうのがいいだろう。

リアビューも古さを感じさせない。リアコンビランプをガーニッシュで一直線に配置しているのは現代でも充分通用するデザイン
スバルSVXの中古車情報

【画像ギャラリー】現在はスバルのラインナップから消滅!! スバルのフラット6搭載車ヒストリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!