リセット3 冬の電装品多用でヘタリ気味 「バッテリーの疲労を点検」
冬はバッテリーにとってもっとも過酷な時期といえる。なぜなら冬場は充放電能力が大幅に落ちるにもかかわらず、シートヒーターやデフロスターなどの電装品の使用が増えるためだ。
さらに、気温の低い時のエンジン始動の負荷や、日没が早いためにヘッドライトの点灯時間が長くなることも、バッテリー負荷を高める要因となっている。
その結果、冬が開けた頃にはバッテリーがヘロヘロ。そしてある朝、突然セルが回らなくなり、始動不能となることもある。
補水可能なバッテリーであれば液量を確認したい。現在主流のMF(メンテナンスフリー)タイプでは外観チェックと電圧測定が基本となる。カーショップではバッテリー診断機が無料のケースも多いため、積極的に活用しよう。
アイドリングストップ車は専用設計の高負荷対応バッテリーを採用しているため、対応テスターでの診断が望ましい。その場合はスタンドやショップに相談しよう。
テスターでの電圧確認を自身で行う場合は、エンジンを止めた状態で電圧を測定する。エンジン停止状態で12.6V前後あれば満充電に近い。12.4Vを下回るようなら点検を検討したい。
もし端子に白い腐食生成物が付着している場合はブラシで除去し、端子保護剤を塗布する。
ともあれバッテリー交換の目安は、一般的には2〜4年程度。特に、ストップアンドゴーが多い、短距離走行が多い場合は早めの交換を心がけよう。
ただし、MFタイプの場合は、見た目や体感では劣化がわかりにくいため、定期的な点検が重要だ。
【画像ギャラリー】春先のメンテナンスが愛車の寿命を決める!(10枚)画像ギャラリーリセット4 こもりにこもった室内の湿気と臭いを抜く 「換気+エアコン送風確認」
冬の間、窓が締め切られた車内に雪や雨が持ち込まれると、湿気がこもりやすく、エアコン内部にカビや雑菌が増殖してしまう。それが春の暖かさで拡散されると、車内には酸っぱい臭いが立ち込める。
こうした事態を防ぐためには、晴天時にドアを全開にして、エアコンを送風で10〜20分程度回して乾燥させる。この際、内気循環はOFFに。また、冷房(A/C)を作動させた後、送風モードで数分間運転すると、エバポレーターの水分を乾かすことができる。この時送風時にカビ臭が出ていないかも確認したい。フロアマットも洗浄し、十分に乾燥させてから戻す。天日干しならなお良しだ。
エアコンから異臭がする場合は、エバポレーターの洗浄が必要な場合もある。
エバポレーターとは、カーエアコンの冷媒を蒸発させて周囲の熱を奪う熱交換器のこと。通常はダッシュボード奥にあり、除菌消臭スプレーの塗布やフィルターの交換など、定期的なメンテナンスが必要だ。
どうしても臭いが取れない場合は、カーショップなどでオゾン脱臭などの専門施工を検討するのもひとつの方法だ。
リセット5 春の雨に備えて視界を立て直す 「油膜除去とゴムの確認」
冬場の路面にまかれた凍結防止剤や融雪剤が排気ガスなどと混ざると、油膜となってフロントガラスにこびりつく。油膜が付着したままだと視界がぼやけ、対向車のライトが乱反射して見えにくくなるため、事故のリスクも高まる。
こうした支障を取り除き、良好な視界を確保するためには、春先のフロントガラスのメンテナンスが必須となる。春は花粉や黄砂が舞い、雨も増える季節でもある。
ガラス専用の油膜除去剤を、柔らかいキッチンペーパーや布でガラス全面に塗布し、汚れと油膜を拭き取った後、流水で洗い流して乾燥させる。
油膜除去剤には研磨剤入りのものが多く、擦りすぎたり硬い布を使うとガラスに微細な傷がつくことがあるので注意したい。
また、モールや樹脂部に付着しないよう、あらかじめ布やマスキングで保護しておくと安心だ。
ワイパーゴムもキッチンペーパーで拭いて油分を除去する。この時、黒い汚れが出る場合は劣化のサイン。作動時にビビリや拭き残しが見られる場合も同様。いずれの場合も交換を検討しよう。
なお、交換の際は、ワイパーアームを無理に曲げたりしないよう注意したい。また、作業中にアームが倒れてガラスに当たると傷の原因になるため、タオルなどを敷いて保護しておくと安心だ。
いずれにせよ、ワイパーが劣化すると作動不良が発生したり、ガラスが傷つく場合もあるので、2年程度を目安として交換したい。
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