2日で1000台完売! 特定原付「ENNE ZERO」が再販で注目集める理由

2日で1000台完売! 特定原付「ENNE ZERO」が再販で注目集める理由

 特定小型原付市場で話題を集める「ENNE ZERO」が、第2次先行販売予約を2026年6月13日より開始する。第1次販売ではわずか2日間で1000台が完売。ペダル駆動とアクセル走行を両立した独自設計や、電欠時にも走行できる実用性が注目を集めている。次世代モビリティの本命候補として、その実力に迫る。

文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes

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ペダル×特定原付の新提案! ENNE ZEROが示す新たな移動のカタチ

ENNE ZEROの新色カラー
ENNE ZEROの新色カラー

 2023年の制度創設以降、特定小型原動機付自転車(特定原付)の市場は急速に拡大している。しかし一方で、「坂道に弱い」「航続距離が短い」「バッテリー切れで走れなくなる」といった課題も指摘されてきた。

 そんななか、株式会社ENNEが展開する「ENNE ZERO」が大きな注目を集めている。

 同社は2026年6月13日18時より、第2次先行販売予約を開始すると発表した。販売価格は16万9000円(税抜)。第1次先行販売では開始からわずか2日間で1000台を完売しており、今回も早期終了の可能性が高そうだ。

 ENNE ZERO最大の特徴は、アクセル走行だけでなく、人力で直接駆動できるペダルを備えている点だ。

 一般的な特定原付は電動キックボードや着座型モビリティが中心で、バッテリー切れが起きると移動手段としての機能を大きく失ってしまう。しかしENNE ZEROはペダルで走行できるため、電欠時でも自力で移動を継続できる。

 さらに坂道走行でもペダルによる補助が可能なため、従来の特定原付が苦手としていた登坂性能の向上にもつながるという。同社はこれを「特定原付の3大課題である登坂能力・航続距離・電池切れ問題の解決」と位置付けている。

 もちろん特定原付である以上、法定最高速度は20km/h。ENNE ZEROでは独自開発の「ZEROシステム」とAI制御、さらにダイナミックブレーキを組み合わせることで、ペダル駆動時でも20km/hの速度制御を実現しているとしている。

電動アシスト自転車ユーザーも注目したい理由

暑い季節の移動も、坂道の走行も、より快適に
暑い季節の移動も、坂道の走行も、より快適に

 今回の発表で興味深いのは、ENNEが単なる特定原付ではなく、「電動アシスト自転車の代替」というポジションを明確に打ち出している点だ。

 ENNE ZEROは20km/h制限のなかで快適な移動性能を追求しており、今後は「人力1に対して5相当のアシスト感」を目指す1:5アシスト構想も掲げている。

 特に近年は都市部での通勤・通学利用に加え、2026年4月から導入された自転車の青切符制度への関心も高まっている。日常の移動手段を見直すユーザーにとって、免許不要で利用できる特定原付は有力な選択肢のひとつになりつつある。

 ENNE ZEROの車体重量は22kg。14インチタイヤを採用し、折りたたみ機構も備える。適応身長は140~210cm、最大積載荷重は150kgと幅広いユーザーに対応する。

 搭載バッテリーは48V・10.5Ah仕様で、アクセル走行時の航続距離は約50km。ペダル併用時は最大142km以上をうたう。

 また今回、新色の追加も発表されたほか、リアボックスも試作段階から約40%の薄型化を実現。実用性だけでなくデザイン面の進化も図られている。

 特定原付市場は現在、軽量化やデザイン性を重視するモデルが増えている。しかしENNE ZEROは「実際に漕げるペダル」を核に、移動性能そのものの改善に挑戦している点がユニークだ。

 第2次先行販売の受付期間は6月27日までだが、上限台数に達した場合はその時点で終了となる。納車は2026年8月から順次開始予定。さらに第3次先行販売も予定されているが、価格改定の可能性も示唆されているため、検討中のユーザーは早めの判断が必要になりそうだ。

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