トヨタの超人気コンパクトカー、ルーミーを購入する際、多くの人が頭を悩ませるのがエンジン選びだ。売れ筋の標準グレード「G」にするか、走りに余裕のあるターボ仕様の「G-T」にするか。実質の価格差は12万6500円だが、税金や諸費用を含めると予算15万円の分岐点となる。コスパと走りのバランスを考慮した正解を解説する。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ルーミーの顔は2種!! ド派手顔もいいけどノーマル顔も捨てがたし(5枚)画像ギャラリースペックと価格差を検証! 12万6500円の差が生む走りの余裕
ファミリー層から絶大な支持を集めるトヨタのルーミーだが、クルマ好きとして見逃せないのがエンジン選びの選択肢だ。ルーミーには1Lの自然吸気(NA)エンジンと、同じ排気量ながら過給機を備えた1Lターボエンジンの2種類が用意されている。それぞれの売れ筋グレードである「G(2WD)」と「G-T(2WD)」をベースに、その違いを細かく見ていこう。
まずは気になる車両本体価格だ。最新モデルの価格表を確認すると、NAエンジンを搭載する「G」は193万9300円。対するターボエンジンを搭載する「G-T」は206万5800円となっている。その差額は12万6500円。オプション選びや登録諸費用を考慮すると、まさに「予算15万円の分岐点」と言える絶妙な価格差となっている。
この差額で手に入る走りのパフォーマンスの差は小さくない。NAエンジンの「G」は最高出力69ps、最大トルク92Nmを発揮する。街乗りでのストップ&ゴーであれば必要十分な性能だが、大人4人がフル乗車した状態や、坂道の多い地域ではパワー不足を感じる場面もある。一方、ターボを搭載する「G-T」は最高出力98ps、最大トルク140Nmへと大幅にパワーアップする。特に最大トルクは1.5Lクラスの自然吸気エンジンに匹敵する太さだ。合流や追い越し、高速道路での巡航において、圧倒的なゆとりをもたらしてくれる。
コスパ重視派はどう選ぶ!? 街乗りメインならNAで浮いた予算をDIYへ
走りの余裕を考えればターボの「G-T」が魅力的に映るが、経済性を最優先するコスパ重視派にとってはNAの「G」も捨てがたい魅力がある。なぜなら、購入時の初期費用だけでなく、日々の維持費でもNAエンジンにアドバンテージがあるからだ。
最新の主要諸元表によると、WLTCモード燃費はNAの「G」が18.4km/Lであるのに対し、ターボの「G-T」は16.8km/Lと、NAの方が低燃費だ。さらに、ターボ車はエンジンオイルの交換頻度やプラグなどの消耗品のメンテ管理がNA車よりも少しシビアになる傾向がある。毎日の通勤や買い物など、近距離の街乗りがメインというユーザーであれば、NAの「G」を選んだ方がトータルのコストパフォーマンスは確実によくなる。
クルマ好きの視点から言えば、あえてNAの「G」を選んで浮かせた約13万円の予算を、自分好みの外装カスタムや車内エンタメの軍資金に回すという選択も非常に有意義だ。
予算15万円の分岐点は、走りの快適性を最初から手に入れるか、それとも購入後のイジる楽しみを残すかという、大人のクルマ好きに与えられた贅沢な悩みどころといえそうだ。
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