EVミニバンの新たな使い方として注目を集めるKia PV5 パッセンジャーに、トイファクトリーが専用ベッドキットを発売した。大人2名が就寝できるダブルベッドと積載性を両立し、車中泊やペット旅、アウトドアまで活躍の幅を広げる注目アイテムの実力を詳しく紹介する。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】Kia PV5専用ベッドキット登場! EV車中泊が驚きの快適進化(22枚)画像ギャラリーEVミニバンは「移動するリビング」へ――トイファクトリーが提案するKia PV5の新しい楽しみ方
キャンピングカー市場をけん引するトイファクトリーが、Kiaの次世代EVミニバン「PV5 パッセンジャー」専用ベッドキットの販売を開始した。
2026年5月にはKia PBVジャパンの正規ディーラー契約を締結し、PV5の販売にも乗り出した同社。その第一弾となる専用アクセサリーは、単なるベッドではなく「EVの可能性を広げる提案」といえる仕上がりになっている。
特に注目したいのは、EVならではの特徴を最大限活かした点だ。
PV5はエンジン車と異なり、高電圧バッテリーを利用して停車中も空調を維持しやすいという特徴を持つ。これにより夏や冬でも比較的快適な室内環境を作りやすく、車中泊との相性が非常に高い。
そこへキャンピングカーづくりで培ったノウハウを投入し、「日常使い」と「旅」の両立を目指したのが今回のベッドキットである。ベッドサイズは全長1850mm×全幅1400mm。大人2人がゆったり就寝できるダブルベッドサイズを確保しながら、その下には大型ラゲッジスペースを残している。
キャンプ用品やスーツケースなどを積んだまま就寝できるため、荷物を降ろす手間がないのは実用面で大きなメリットだ。
さらにベッドマットは分割式を採用。一枚ずつ軽量化されているため、女性でも扱いやすく、設営・収納も短時間で行えるよう工夫されている。
また、片側だけベッドを展開できるレイアウトも特徴だ。片側シートを起こしたまま休憩スペースを確保できるため、乗車人数や荷物量に応じて自由なアレンジが可能となっている。右側には専用カップテーブルも装備でき、ベッド上で飲み物や小物を置ける実用性も備える。インテリアデザインにもトイファクトリーらしいこだわりが見える。
コンセプトは「EVにぬくもりを」。家具色には新色「モカホワイト」を採用し、先進的なEVのインテリアへ自然に溶け込む柔らかな雰囲気を演出している。
ベッド生地は伝統的な尾州織ファブリックとプレミアムスエードの2種類から選択可能で、好みに合わせて車内空間をコーディネートできる。価格はベッドキットが33万円(税込、ファブリック仕様)、プレミアムスエード仕様が34万1000円(税込)。
ラゲッジ家具やサイドボードなどを組み合わせたコンプリートパッケージは56万1330円(税込)で、単品購入より10%お得に設定されている。
EV時代の車中泊文化を広げる存在になるか
PV5はKiaがEV専用プラットフォームを採用して開発したPBV(Platform Beyond Vehicle)であり、低床設計や広い室内空間が特徴だ。
2025年下半期の販売開始以降、「2026年インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー」をはじめ、「Top Gear ファミリーカー・オブ・ザ・イヤー」「What Van? バン・オブ・ザ・イヤー」など数多くの国際的アワードを受賞している。
さらにPV5カーゴは最大積載状態で693.38kmという一充電走行距離(特定条件下)を達成し、ギネス世界記録にも認定されるなど、EV商用車としても注目度が高い。日本ではまだEVをベースにした車中泊スタイルは一般的とは言えないが、静粛性や停車中の快適性は従来のエンジン車にはない魅力である。
今回の専用ベッドキットは、単なるキャンピング用品ではなく、「普段はファミリーカー、休日は旅の相棒」というEVミニバンの新しい価値を提案するアイテムと言えそうだ。なお、このベッドキットは2026年7月11日・12日に東京ビッグサイトで開催される「東京キャンピングカーショー2026」のトイファクトリーブースでも展示予定。実車で使い勝手を確認したい人には絶好の機会となるだろう。
























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