EVだ、ハイブリッドだと、燃費ばっか気にしている最近のクルマ。かつての大排気量大馬力のクルマがなんとも懐かしいが、もしかしたら大馬力のクルマに乗れるのはこの先なくなるかも。そこで今のうちに楽しめる300psオーバーの中古車を探す!
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※本稿は2020年4月のものです。中古車相場と流通台数は大手中古車検索サイトの4月12日現在のデータです/文:萩原文博、写真:ベストカー編集部/初出:『ベストカー』 2020年5月26日号
■あの高級車たちも今なら…!! レクサス編
かつて国産車はエンジンの最高出力を280psとする自主規制が行われていた。
しかし、2004年にその規制が撤廃され、その後ホンダレジェンドを皮切りに最高出力300psオーバーのクルマが登場。現在では日産GT-R NISMOの最高出力600psがトップとなっている。
新車の場合、高価格の上級モデルほどハイパワーなエンジンを搭載し、快適に移動でき、なおかつ豪華装備も充実している。
しかし中古車の場合、特に輸入車ではハイパワーエンジン搭載車が敬遠され価格が安くなる傾向が強い。その理由は高出力故にエンジンの排気量が大きいので、税金が高くなるからだ。
ただ今後環境規制がさらに強化され、このようなハイパワーの大排気量エンジンに乗れる時代もそう長くないかもしれない。
そこで、今回は車両本体価格200万円以下で購入できる、最高出力300ps超というハイパワーエンジンを搭載した中古車を24台ピックアップしてみた。
登場から10年以上が経過した先代モデルが中心となっているが、なかには現行モデルも存在していてバラエティ豊富なラインナップになった。
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まず、紹介するのはトヨタのプレミアムブランド、レクサスから。2013年に登場したスポーティセダンの現行型ISでは最高出力318psを発生する3.5L V6エンジンを搭載するIS350が手に入る。
流通台数は10台でそのうち7台は装備の充実したバージョンL。スポーティグレードのFスポーツも2台とわずかながら流通している。
ここからは旧型モデルだ。先代ISのフラッグシップモデルとして最高出力423psを発生する5L V8エンジンを搭載し2007年に登場したIS Fも手が届く。
走行距離は10万kmオーバーが多いが、流通台数は27台と豊富で、ボディカラーは意外にも白が多い。
続いてはレクサスのフラッグシップセダンLSだ。2006年に登場した先代のLSならば200万円以下でガソリン車もハイブリッド車も大量に流通している。
最高出力385ps(前期型)を発生する4.6L V8エンジンを搭載したLS460は529台もあり、50万円以下でも手が届く。グレードではバージョンS Iパッケージが最も多い。
一方最高出力394psを発生する5L V8エンジンを採用したハイブリッドシステムを搭載したLS600hは191台と選び放題といった状況で、最多グレードはガソリン車同様、バージョンS Iパッケージとなっている。
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