■フェアレディZも狙い目!? 日産 ホンダ スバル編
レクサスはセダンしか選ぶことができなかったが、日産はセダンに加えて、スポーツカーそしてSUVも選ぶことが可能となっている。
まず取り上げるのは現在、絶版モデルとなっているスカイラインクーペ。2007年に登場したV36型モデルには最高出力333psを発生する3.7L V6エンジンを搭載している。
グレードはタイプSの流通台数が最も多く、次いで最上級グレードのタイプSPと上級グレードが多め。タイプSはMT車が30台も流通しているのが特徴だ。
同じスカイラインブランドのなかでは異端児と呼べるのが、2009年に登場したSUVのスカイラインクロスオーバー。
SUVながらスカイラインの名に恥じない高い走行性能が魅力だが、新車の販売台数は苦戦したものの、中古車は67台流通している。
搭載する3.7L V6エンジンの最高出力330psとセダンに比べると控えめだが、国産SUVのなかでは、トップレベルのハイパワーモデルと言える。
グレード構成は台数が拮抗していて、ベーシックな370GTと上級グレードの370GTタイプPのFR&4WD車が19台となっている。装備の充実したタイプPが狙い目だ。
V36型スカイラインクーペにも搭載されている最高出力333psを発生する3.7L V6エンジンは2009年から販売されている現行型フーガにも搭載されていて、こちらも200万円以下で購入可能な中古車が168台も流通している。
現行型フーガの3.7Lエンジンを搭載する中古車で最も多いグレードは20インチホイールを装着したタイプS。次いで370GTとなるが、4WD車や後席重視のVIPなどさまざまなグレードが揃っているのが特徴だ。
そして、日産のトリを飾るのが、スポーツカーのフェアレディZだ。
300psを超えるモデルは先代のZ33型は一部改良を行い、搭載する3.5L V6エンジンの最高出力が313psとなった2007年式以降のモデル。そして最高出力336psを発生する3.7L V6エンジンを搭載する現行型のZ34型が該当する。
Z33型フェアレディZの中古車の流通台数は64台で100万円以下の中古車も多く流通している。
グレードはスタンダードの370Zが最も多いが、次いで多いのがニスモとなる。一方の現行型フェアレディZの流通台数は179台と豊富。AT車であれば、100万円以下の中古車も流通している。
グレードは最上級グレードのバージョンSTが最も多く、次いで多いのがスタンダードとなっている。また、MT車は54台も流通している。
最高出力300psを発生する3.5L V6エンジンを搭載し、国産車で初めて規制を突破したのが2004年に登場したホンダレジェンド。
その記念すべきレジェンドの中古車は87台流通している。50万円以下でも購入できる中古車が流通していて、300psオーバー車のなかで最もリーズナブルとなっている。
国産メーカー最後はスバル。スバルでは2019年末で生産終了したWRX STIと今年フルモデルチェンジを予定しているレヴォーグをピックアップ。
WRX STIには最高出力308ps、レヴォーグには最高出力300psを発生する型式の異なる2L水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。
WRX STIの200万円以下の中古車はわずか1台とかなり厳しい状況。
一方のレヴォーグは300psを発生する2Lターボエンジンを搭載する200万円以下の中古車は74台流通している。
そのなかでも20GT-Sが57台と最も多く、数は少ないものの、100万円以下で購入できるクルマも流通している。
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