2026年6月に発売された日産の新型キックスに、ハンコックタイヤのプレミアムコンフォートタイヤ「Ventus Prime4(ベンタス プライム4)」が新車装着された。静粛性やウェット性能、快適な乗り心地を重視したタイヤは、第3世代e-POWERやe-4ORCEを搭載した新型キックスの魅力をどのように支えるのか。その特徴を詳しく見ていこう。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
新型キックスの快適な走りを支える「Ventus Prime4」が純正採用された理由
2026年6月に販売を開始した日産の新型キックス。その足元を支える純正タイヤとして、ハンコックタイヤの「Ventus Prime4(ベンタス プライム4)」が採用された。
近年、新車開発ではパワートレーンや先進安全装備だけでなく、「タイヤ選び」がクルマのキャラクターを左右する重要な要素になっている。静粛性や燃費性能、乗り心地などはタイヤの性能による影響が大きく、メーカーは車両の性格に合わせて最適なタイヤを選定している。
今回採用された「Ventus Prime4」は、ハンコックタイヤのプレミアムコンフォートタイヤであり、静粛性と快適性、さらに安定した走行性能のバランスを追求したモデルだ。装着サイズは215/60R17Hとなる。
第3世代e-POWERを支える静粛性と快適性に注目
新型キックスは、力強いデザインに加え、第3世代e-POWERや電動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用し、街乗りからロングドライブまで幅広いシーンを想定したコンパクトSUVへと進化した。
電動駆動車はエンジン音が抑えられるぶん、タイヤから発生するロードノイズやパターンノイズがより気になりやすい。そのため、純正タイヤには従来以上に静粛性が求められる。
「Ventus Prime4」は、メイングルーブ内側に3Dウェッジ構造を採用し、走行時に発生するノイズエネルギーを吸収・分散する設計としている。また、接地ピッチを最適化する「ラウンドオプティマイゼーション(RO)」によって、路面との接触時に発生する騒音の低減にも配慮。ドライバーだけでなく同乗者も快適に過ごせる室内空間づくりを足元から支える。
さらに、日常使いで重要となるウェット性能にも力を入れている。
トレッドパターンは横方向への排水性を高める設計とし、濡れた路面でのブレーキング性能をサポート。加えて、接地圧を均一化する設計によって偏摩耗を抑え、新品時だけでなく摩耗後も安定した性能を維持しやすいことが特徴だ。
雨の日の通勤や買い物、高速道路での移動など、日本のさまざまな道路環境を考えると、こうしたウェット性能とロングライフ性能は実用面でも大きなメリットといえる。
ハンドリング性能についても、3Dトレッド技術とチャンファリング技術を採用することでタイヤブロックの変形を抑制。接地面の安定性を高め、交差点での切り返しや高速道路でのレーンチェンジでも扱いやすい操縦性を目指している。
近年、ハンコックタイヤは世界各国の自動車メーカーへの新車装着実績を着実に増やしている。完成車メーカーは耐久性や静粛性、燃費性能、安全性能など厳しい評価基準を設けており、純正採用は総合性能が高く評価された証でもある。
今回、新型キックスへの採用は、同車が持つ「快適で上質な移動性能」という商品コンセプトと、「Ventus Prime4」が追求する静粛性・乗り心地・安定性の方向性が一致した結果といえるだろう。
SUV人気が続くなか、ユーザーの関心は燃費やデザインだけでなく、「移動中の快適さ」へと広がっている。タイヤは見落とされがちな存在だが、クルマの走りや安心感を左右する重要なパーツであることを、今回の純正採用は改めて示したといえそうだ。
コメント
コメントの使い方